そのレポートは鳥の目から虫の目になっていますか?
こんにちわ。
追客力のたろうです。
このところ、リスティング広告の相談が続きます。
先日の相談は、ある不動産会社のリスティング広告運用でした。
「代理店から提案がない。レポートを見ても何をどうしていいのかわからない」ということでした。
早速、チラッとレポートを拝見させていただきました。
前回と同様、この代理店のレポートもよくできています。
綺麗に作られていて、検索別、ディスプレイ別、デバイス別、時間帯別、などなど様々切り口で結果を記しています。
そういえば以前拝見したレポートと似ているような気もしますが、自動レポート作成ツールを使っているのかもしれませんね。
資料は綺麗に作られており、全部で40ページほどありました。
すごい量です。
ただ、これだけ量があるとどの資料をどこを見ればいいのか、よくわからなくなるだろうな、という予想もつきました。
その不動産会社様は、サイト全体での広告と、物件単位での広告の2種類を行っていました。
それぞれお客様のニーズは異なります。
一方でレポート上は合算されたり、あるいは細分化されすぎてよくわからない状況になっていました。
そのため、リスティング広告代理店としても、提案ができなかったのかもしれません。
リスティング広告のレポートの作り方に限りませんが、報告、レポートの作り方の基本としては、
鳥の目 → 虫の目
の流れでレポートを作っていくことです。
そして、気になるところがあれば、切り口を変えてレポートを適宜作っていく。
課題は常に変わっていくので、同一様式のレポートだけでは課題は抽出されません。
俯瞰と接眼の繰り返し
相談を受けた会社のレポートを3ヶ月分拝見したのですが、鳥の目→虫の目の形でレポートが整理されておらず、かつ3ヶ月間、同じ形のレポートだけでした。
具体的な提案はここでは割愛するとして、すくなくとも3ヶ月あるいは6ヶ月ごとに、総点検として今出稿している広告文、キーワードの成績をチェックはしてほしいですね。
そんなわけで、この会社様にはまずは課題が見えやすいレポートを作ってもらうところから提案を致しました。
自動レポート作成ツールであってもカスタマイズできることを祈りつつ・・・。
-
前の記事
そのリスティング広告の分厚いレポート、意味ありますか? 2016.09.28
-
次の記事
マーケティングオートメーション(MA)は住宅・不動産業界で活用できるのか 1 2016.10.05