画像を最適化する SEO対策

画像を最適化する SEO対策

画像認識技術の発達によりGoogleは画像の内容も把握できるようになると言われています。

実際、かなり正確に認識し始めていて、Google画像検索で試しに「住宅」と入力すると住宅の画像が表示されます。「住宅」という検索キーワードに対応した結果を返しているということは、Googleが画像の内容を把握していていることを意味します。

ただし、その正確性、網羅性は発展途上といわれていて、SEOをきっちりと対策するのであれば、画像に適切な情報を載せていくことが必要です。

ここでは画像に関する対策を3つご紹介します。

SEOでの画像対策1 alt属性を使用する

alt属性は、通信状況が悪いなど何かしらの理由で画像が表示できない時に、代替的に表示させるテキストです。

何のためにあるのかというと、画像が表示されない場合でもユーザに画像についての情報を提供して、コンテンツの理解を助けるためです。

自社HPを開いて右クリック→ソースコードを開いて「alt」というキーワードで検索すると以下のような箇所がヒットします。(オレンジ、黄色の部分)

Googleはこのalt属性に設定しているテキストの内容を認識し、画像がどのような情報なのか把握しています。

なお、SEOに効くからと言って、必要以上に長いテキストをalt属性に設定することは、Googleは避けるべきとしています。

画像の通り、日本語1語キーワードほどで表記することが望ましいと言われています。

SEOでの画像対策2 ファイル名を適切に設定する

alt属性と同じような対策として、画像のファイル名を適切化する方法があります。
HPで表示される画像は一つ一つURLを持っていて、そこにはファイル名が含まれます。
画像のファイル名を適切に設定することで、Googleにどのような画像なのか、情報を伝えることができます。

例えば「image.jpg」というファイル名ではなく、「living.jpg」というファイル名にすれば、そのつづりからGoogleはその画像が何を表示しているのか把握できます。(この場合だと、リビングの画像と認識できます)

なお、ファイル名については、できるだけ英語で記載するようにしてください。

日本語でファイルを保存すると、文字化け起こしてGoogleに適切な情報が伝わらない可能性があります。

SEOでの画像対策3 画像の読み込み速度の向上

画像対策で1番注意してほしいのは、画像ファイルの容量(重さ)です。

スマートフォンサイトの普及とともにGoogleはスマートフォンサイトの評価を重視しています。

移動中に気軽に見れるスマートフォンは便利である一方、通信環境によってサイトが表示されるスピードが大きく左右されます。

注文住宅の会社に多く見られますが、施工事例をキレイに表示させるために、容量の大きい画像を使うケースがあります。

1ファイルの容量が10MB以上の画像を使うと、通信環境があまり快適ではないと読み込むのに3秒、5秒と時間がかかります。

そうなると、Googleはすぐに表示できないサイト=ユーザーの利便性を損なっていると判断しマイナス評価します。

そのため画像についてはGoogleアナリティクスなどで、来訪ユーザーが閲覧しているときのモニターサイズを把握して、必要以上に高解像度にしすぎず、軽量化を徹底してください。

画像のSEO対策は具体的にどんな手順でやればよい?

画像ファイル名を変更することは普段からできるでしょう。

HPに保存する前にファイル名を適切に変更して、HPに掲載してください。

alt属性については、HPがWordPressなどでつくられている場合には、画像をアップロードして、編集する画面で設定することが可能です。

ただし、WordPressではない場合には、制作会社の作業が必須になりますので、その場合にはリニューアルの時などに変更することをお勧めします。

参考:Page Speed Insightで読込速度チェック

なおGoogleはウェブサイトの読み込みスピードを計測するためのツールを提供しています。

Page Speed Insightというツールで、検索ボックスに自社HPのURLを入れて計測すれば、すぐにスコアが出ます。

専門用語ばかりですが、そこには改善ポイントも記載されています。

やってみるとわかりますのが、不動産・住宅会社の場合、改善ポイントのメインは画像に関するところがほとんどです。

Page Speed Insightは、制作会社に読み込み速度の改善を依頼する際にご利用になってみてください。

SEOの過去の記事はコチラ

1回目 貴社のHP、Googleに正しく認識されていますか?

2回目 Googleに認知された後は、認識してもらおう。まずはタイトルから

3回目 Googleにページの内容を伝えるmeta descriptionを使用しよう

4回目 見出しタグを使用して重要なテキストを強調しよう

5回目 構造化マークアップで検索結果をリッチに

6回目 ユーザーにとってシンプルなナビゲーション ページを作成する

7回目 コンテンツの情報を伝えるわかりやすいURL SEO対策

8回目 コンテンツを最適化する1 トピックの見つけ方 SEO

9回目 コンテンツを最適化する2 内容と表現方法 SEO

10回目 サイトの専門性を高めよう E-A-Tその1 SEO対策

11回目 サイトの権威性を高めよう E-A-Tその2 SEO対策

12回目 サイトの信頼性を高めよう E-A-Tその3 SEO対策

13回目 コンテンツの最適な文字数は? SEO対策

14回目 リンクを上手に使う SEO対策