商品で選ばれる会社?それとも・・・
先日、弊社の営業がまだ取引のない会社の担当の方とお会いしたときのこと。
その打ち合わせで、
「すでにそうなっているけれど、今後さらにモノとかサービスとかは溢れていって、モノやサービスでは差別化するのが難しくなってくると思っています。
そんな中で何が大切になってくるかというと人だと思っています。
そういう点で追客力さんは人を大事にしているから好きですねー。」
と言われたそうです。
私が「お会いしたのは何回?」と聞いたら2回ということでした。
2回目の打ち合わせにしてそのように言っていただいたのは、弊社の取り組みをしっかりと認識していただいている所以かと思います。
弊社はIT分野のサービスを提供していますが、技術は日進月歩で進んでいきます。
新しいサービスも筍のように生み出されます。
そのため、サービスではなく、できるだけ人で選ばれる会社になりたいと考えており、それが伝わったことはありがたいお話だなと社内で早速共有しました。
話は変わりますが、不動産では同じものは2つとありません。
そのため、特に売買流通や分譲会社のケースでは商品の持つ力が大きく、大した営業をしなくとも物件の魅力さえあれば簡単に売れてしまう世界です。
そのため、素行があまりよろしくない営業担当が出てきたりするわけですね。
一方で、注文住宅の場合は全く逆で、商品が見えないため、契約獲得は営業担当の力量によって大きく左右されます。
この状況も大きな変動が起きています。
売買流通においては、インターネットの台頭により誰でも情報を獲得できるようになりました。
そのため、どの不動産会社に問い合わせをしても同じような不動産情報を紹介してくれることがわかり、お客様は物件情報ではなく営業担当、つまり人で選ぶようになってきています。
はじめて不動産業界に飛び込んで営業を始めた方でも、以前は数カ月で初契約が取れる人が多かったのに、今はなかなか初契約が取りづらくなっているのは、知識や経験を積み重ねないとお客様に通用しなくなっているからでしょう。
お客様の営業担当に求めるレベルは間違いなく高くなっています。
分譲住宅は取り扱いが自社のみという事実から、まだまだ商品が差別化要因となり得ていますが、売買流通業では大きな転換期と言えるでしょう。
弊社の取り組みもまだまだ十分とは言えないと感じていますが、ぜひ人で選ばれる会社を目指していきたいですね。
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