不動産集客を成功させる街づくり

不動産集客を成功させる街づくり

 

マンションでは中古のほうが新築より高いケースがある

中古のほうが高いマンションはよく耳にします。

広尾や赤坂など、都内の一等地のマンション。

様々な理由がありますが、最も多いケースは利便性が高く、同じような立地に出ないのでプレミアムが出るからです。

私自身はせっかく購入するなら、郊外の新築住宅のほうがいいのでは?と思ってしまいます。

セレブにならないとわからない領域なんのでしょうか。

精進します・・・

 

戸建でも中古のほうが新築より高いケースが!?

戸建ではそんなことは起こらないだろうと思っていました。

戸建て住宅は基本的に木造なので、建物の経年劣化がマンション以上に進むからです。

ただ、先日、初めて戸建で中古のほうが高いケースを知りました。

それが「パレットコートたけさと」です。

パレットコートたけさと 記事

住宅新報2013年8月27日

パレットコートたけさとは中央グリーン開発株式会社が2005年に開発した全52棟の分譲地です。

東武伊勢崎線武里駅から12分と、お世辞でも利便性が高い立地とは言えない場所です。

それにも関わらず、新築分譲時よりも高い価格で取引が成立するのはなぜか。

 

まず、居住者はまちなみ景観協定を締結して、好き勝手に外観をリフォームできません。

それに加えて、たとえば電柱を樹のように見える素材でカバーすることで、街の景観を非常に大切にしています。

次に、その街に住む家族が協定を結んでも良いと考えているので、そういった価値観を大切にしている人々が集まります。

つまり、物件だけではなく、住む人の価値観も近い。

 

その結果、新築分譲から3年ほど経ったときに出た物件は新築よりも高い価格で売却されたそうです。

そして今でも物件について常時問い合わせがあります。

 

パレットコートたけさと街並み

パレットコートたけさと街並み

 

売り切りの不動産会社が多い中で・・・

一般的には不動産業者は家を売ったら終わり、です。

そのため、エンドユーザーに購入してもらうために、ありとあらゆる手を使ったりします。

それが不動産業界の印象を悪くしています。

 

一方で、街づくりから家を作り、月日とともに価値を高める住宅を作り、地域の価値を高めている会社もあります。

中央グリーン開発株式会社の回し者ではありませんが、こういった家づくりをしている会社に頑張ってほしいです。

不動産集客で一番大切なのは、テクニックではなく、商品力そのものですから。

 

パレットコートとよさとの概要はこちら → パレットコートたけさと パサディナスタイル