不動産集客の成功を握るのは社長です
- 2013.09.04
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先日、千葉で事業を展開されている不動産会社さんと打ち合わせをしました。
会社を始めて五年、社員も10名くらいになってきたので、拡大していきたいと考えている。
そこで、ホームページをリニューアルして、問い合わせが来るようにしていきたい。
そんな課題感をお持ちでした。
紹介だけで5年やってきたのに、これからは低価格路線・・・?
やりたいこととしては、無垢材や自然素材を利用した新築戸建の建設。
ただ、建物価格が30坪で平均約1400万。
一方で、近隣の競合では900万で建てるところも出てきている。
経営コンサルの人にも相談していて、900万で利益が出せるプランを作ったほうがよい、と言われているとのことです。
今までの集客の方法を聞いたら、驚いたことに、広告はまったくやっておらず、紹介だけで五年間やってきている。
どっち?
そこでちょっと感じたことがあります。
経営コンサルの人はしっかりその工務店の強みを理解しているのかな?
社長は、コンサルの役割をどう位置づけているのかな?
戦略を間違えると、今までの受注ラインを失うリスクがあります
その工務店の強みは、紹介で食べていけるほどの、施工のクオリティ、またはアフターサービスだと思います。
でなければ、5年も紹介だけで食っていけるはずがありません。
低価格路線は、余程の努力をしない限り、クオリティやアフターサービスが犠牲にされます。
そうなると、これまで紹介してくれた人も、責任をもって紹介できなくなってしまうリスクがあります。
最悪の場合、紹介というこれまで培ってきた太いパイプが寸断される。
そこまでのリスクを背負って低価格路線に変更する必要があるのか、というところです。
もちろん、高価格帯の客層が今後、劇的に増えることはありません。
パイの大きい低価格層を攻めていきたい、というのはよくわかります。
ですが、今の強みを殺してまで攻め入る必要があるんでしょうか?
結局は社長次第
結局のところ社長次第です。
コンサルタントとしては、そのような選択肢もあるということを提示したに過ぎず、決めるのは社長です。
これまで紹介を継続してもらってきた背景、理由を深堀りする。
それを突き止めたうえで、コンセプトとしてホームページに打ち出していく。
個人的にはそう考えていますが、いきなりそのようなことを言うのもおかしいので差し控えました。
社長がどうしたいか、というところに尽きるのでそれについてはじっくり社長に考えていただくことになりました。
社長の仕事は会社のあり方を決めること
不動産集客は、もちろんテクニック的な部分を知っている知らないで大分結果が変わります。
ですが、何より大事なのは、コンセプトの出し方。
コンセプトを決められるのは社長です。
つまり、不動産集客の成功の可否は社長次第です。
社長には現場仕事はもちろんですが、先々を見据えた会社のあり方を考えていただきたいです。
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