マンネリ化した誕生日限定クーポンを蘇らせるには そして不動産集客に活かす

マンネリ化した誕生日限定クーポンを蘇らせるには そして不動産集客に活かす

 

私事ですが、昨日、9/3が誕生日でした。

今のソーシャルネットワークの力はすごいもので、沢山の方々にお祝いを頂戴しました。

沢山の方に囲まれて、幸せなことだと、感無量でした。

 

個人的な付き合いの中で頂戴するお祝いの言葉と共に、飲食店などの店舗からいただく誕生日のお祝いもいただきました。

あなたも受け取ったことがあると思いますが、飲食店からもらうお祝いには、言葉と共に、誕生月限定のクーポンなども一緒になっています。

・誕生月限定 50%OFF
・誕生月限定 バースデースイーツプレゼント
・誕生月限定 スパークリングワインサービス

数年間、こんなクーポンをもらってみましたが、私自身、利用したことは一度もないです。

あなたはいかがでしょうか?

 

誕生日ケーキ

さすがにケーキホールでプレゼント!だったら行っちゃうかもしれません・・・

 

どうして使おうと思わないのかな?と考えたんですが理由は二つありました。

一、当事者なのでわざわざこのクーポンを使ってご飯食べに行こう!とは言いにくい。

→お前ら、ちゃんとお祝いしろよ!というジャイアン的な感じで嫌

二、どこも似たようなクーポンで、「ここに行きたい!」と、ときめくものがない

 

私が店長ならクーポン系の内容なら、まず、誕生月の人向けではなく、友達の誕生日お祝いを当店でしませんか?という感じで送ります。

そして誕生月の人には、ネット上の割引、特典系はやめます。

どこもやっているからです。

代わりに、女性ならバースデーカード(手書き、花、メロディー付が好ましい)を送ります。

それに加えて、飲み物一年間無料パスポートを同封。

 

ここまでしている飲食店はないはずです。

もちろん、成功するかわかりません。

要は他の会社がやっていないことをやる。

それがお客様に認知してもらうための方法です。

 

 

ところで、不動産会社はお客様の誕生日を活かしているのでしょうか?

工務店・注文住宅の会社や分譲会社は、購入してくれたお客様に対しメッセージカード等を送ることはあります。

ですが、まだ購入していないお客様にたいして送っているケースはいまだかつて見たこともないし、聞いたこともありません。

あれだけ個人情報を書かせているにも関わらず、です。

理由は、一つ。

リピートしないからですね。

お客様を繋ぎとめる必要がない、そういう認識だからです。

あとはそんなマメなことができる人があまり不動産会社にいない、という理由もあるかもしれません、、、

 

では、見込み客が誕生日のお祝いをもらったらどうでしょうか?

ビックリすると思います。

こんな不動産会社あるんだ、と。

受け取ったことないわけですから。

 

誕生日プレゼント

こんな女性社員が届けてくれた日には・・・

 

でも、果たしてビジネスにつながるんでしょうか?

例えば、1,000件の顧客リストがあって、300円相当のバースデーカードとちょっとしたプレゼントを送るとすると、30万の経費が発生します。

それで仮に0.1%の反応があるとして、1件来店につながります。

 

リスティング広告に30万かけて1反響当たり3万で反響が取れたとすると、10件の反響が取れます。

来店率10%とすると、1件来店。

これで同じ費用対効果です。

 

でもこれは同じ費用対効果でしょうか?

同じ来店1件ですが、どちらのほうが「その不動産会社で買おう!」と思ってくれているか。

もちろん、誕生日のお祝いをもらった方の来店ですよね。

 

1,000件送っても、他の不動産会社から購入済みの客もいるから、勿体無いじゃないか!という声も聞こえてきそうです。

もちろん、その通りです。

すぐにお客さんになるわけではありません。

大切なのはつながりです。

誕生日にプレゼントをもらって感動してくれるお客様がいたら、特に女性は友達や親戚に話します。

「ねえねえ聞いてよ、この前こんな会社から〜」と。

購入した不動産会社の対応が悪かったらなおさらです。「あー、こっちの不動産会社に頼めばよかったな」と。

そして、その方が10年後に買い換えする時に、あなたの会社が候補に入ってくる可能性は?

10年でかかるコストは、300円×10年で3000円です。毎年300円で将来の見込み客と繋がりを保てます。

 

机上の空論といえば、その通りです。

誰もやったことがないと思いますので、やってみないとわかりません。

普通の不動産会社にはできないとは思います。

不動産業には今後、共感やおもてなしが必要だと感じている社長に、是非試していただきたいです。

もちろん、お手伝いします^ ^