マーケティングオートメーション(MA)は住宅・不動産業界で活用できるのか 2

こんにちわ。
追客力のたろうです。
マーケティングオートメーション(MA)は住宅・不動産業界で活用できるのか。
今回は成功させるための3つのうちの2つ目についてです。
1つ目の内容はこちら
マーケティングオートメーション(MA)は住宅・不動産業界で活用できるのか 1
さて、私が考える成功させるための2つ目のポイントは何か。
それは、PDCAを回す覚悟と体制です。
成功させるポイント2 PDCAを回す覚悟と体制が整っている
マーケティングオートメーション(MA)一度導入すればあとは、見込客がザクザク生まれる、と考えている人もいるかもしれません。
でもそれは幻想です。
さすがに最近のMA導入を支援する担当者も、そのようなことは言わなくなってきています。
MAを入れることは、マラソンで言えばスタートを切っただけです。
そこからが本番で長い旅がはじまります。
MA導入時のイメージ
マーケティングオートメーションで大切になるのは、お客様の行動シナリオです。
想定するシナリオと実際の行動が同じであれば問題ありませんが、多くの場合、外れます。
そこから軌道修正を少しずつしていくことが必要です。
軌道修正、というとちょっとだけ変更すればいいと思われるかもしれませんが、これがなかなか簡単ではありません。
シナリオを変えるということは見せるべきページを変える必要があり(多くの場合、新しいページを作る)、さらに送るメールも変えるということです。
たとえば、ある注文住宅の会社が、HPのリピーターには設計士のこだわりやレベルの高さをわかって欲しい!と思って、HPのリピーターにはTOPページで設計士を主眼においたページを用意してた場合。
しばらく運用すると、リピーターの直帰率が高くなってしまったことが判明。さらにその後訪問する割合も減ってしまった。
このような場合には再びHPを訪問してもらうためには、まずリピーター向けのページを変更し(たとえばイベント関係のコンテンツに変更)、そしてその変更を足が止まってしまったユーザー向けに送るというようなことが必要です。
WEB担当者であればこんなことは一例で、その他についても思いを馳せたときに、いかに大変なのか感じていただけるのではないでしょうか。
さらにこの間、有効な見込み客はなかなか生まれない可能性があり、それを営業マンが対応することになります。
社内的にもいろいろな声が出てくるかもしれません。
以上をまとめると、MA導入当初からバラ色のシナリオを描くわけにはいかないのは容易に察知いただけると思います。
そのため、導入前からPDCAを回す覚悟(担当者はもちろん、幹部・マーケティング部門・営業部門)と体制(継続的にクリエイティブを制作する等の体制)が整っていることが必須です。
一方で、弊社のアポジョーズですが、シナリオなどは考えることはありません。
お客様がHP上で実際に行動した内容を営業マンが読み取る、というシンプルなものです。
もちろん、初めは営業部門を中心にある程度の訓練は必要です。
でも活用するために継続的にページを作ったり、メールマガジンを配信する必要もありません。
WEB担当者にとっては非常に楽なものです(笑)。
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