息子が教えてくれた、伝えるタイミングの大切さ
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私には5歳の息子がいます。(2018年3月時点)
この年の子にはよくあるように、何にでも興味を示します。
先日、買い与えた恐竜のレゴブロックがあります。
大人が休日に楽しむ、本格的なレゴブロックで、1つの1つのブロックがとても小さい。
箱には12歳〜と書いてありましたが、恐竜が大好きだし「勝手に制限するのはよくない!」と思い購入。
設計図を見ながら、頑張って作っています。
息子が作っている時、私は何をするかというと、横で見ているだけです。
設計図の読み方だけは教えますが、作業は手伝いません。
はじめはもどかしい時間が続きましたが、ぐっと我慢。
容量を覚えてくると、早くパーツを作れるようになっています。(現在も未完成です)
ある時、息子が組み立てている横で、すでに作っていたパーツを見てみました。
設計図と比べて正しくできているのか、確認するためです。
やはり、そこは5歳児。
設計図のように完璧には作れません。
ブロックが足りなかったり、差し込む部分が間違っていたります。
そこで私は息子にもう一度、パーツと設計図を見比べるように言いました。
息子は足りない部分や間違っている部分に気づきます。
そこから急ぎでブロックを追加、修正します。
息子が修正している間、私は息子にアドバイスをしました。
「設計図に書かれているブロックをあらかじめ用意してから作ると、まだ使ってないブロックがわかるよ」
しかし、息子に反応はありません。
そこでもう一度、言います。
「設計図に書かれているブロックをあらかじめ用意してから作ると、まだ使ってないブロックがわかるよ!」
しかし、それでも息子に反応はありません。
そこで再三、言います。
「設計図に書かれているブロックをあらかじめ用意してから作ると、まだ使ってないブロックがわかるよ!!」
しかし、やはり息子に反応はない。
そこで最後に聞いてみました。
「パパはどんなアドバイスした?」
すると息子は答えられず、黙ってしまいました。
私は「もう教えてあげない!」と怒りました。
しかし、よくよく振り返ってみると私が悪いようです。
息子はパーツを直すことに集中していました。
集中していたから私の声などは聞こえてなかったのでしょう。
息子がパーツを直し終わってから、私が言えばよかった。
大きな声で怒ってしまいごめん、と反省をしました。
これは私と息子の親子の話ですが、実は職場でも同様のことが起きていると思います。
例えば営業課長が失注した営業担当に指導することはよくあると思います。
でも、でも営業担当がたまたま失敗した、とか、自分のせいじゃないと考えているといくら言っても意味がありません。
スポンジが乾燥していないと水を吸収できないように、アドバイスを聞く状況でなければ営業担当は腹落ちしない。
そういう渇望状態を作るために、営業課長ができることは質問を投げかけることでしょう。
・今回の失注に対してはどう感じているのか。
・失注の原因はどこにあると捉えているのか。
・自分に起因する原因と、外部に起因する原因とではどう考えているのか。
・根本的な原因はなんなのか。
・また同じことを繰り返したらどう感じるか。
・次回以降同じことを起こさないためにはどうしたらいいか。
自分への戒めとして、記載しておきます。
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