メルマガを止めて、SNSに移行している会社増加中だが・・・
2/23の日経デジタルマーケティングのウェブ版にこのような記事がありました。
メルマガ休刊ラッシュ、地域コミュニティは下降線、共通ポイントから離脱の動きも
メルマガは送っても効果がないと言われ続けていましたが、いよいよ休刊になりつつあります。
実はメールマガジンからSNSへの移行を進めているところが多く、特に既読率の高いLINE@に移管しているようです。
不動産・住宅業界のLINE活用状況
まず不動産ポータルサイト各社が提供しているようですが、拝見する限りまだまだユーザーに認知度は低いようですね。
大手企業では、マンションデベロッパーをはじめ、自社でアカウントを持ってLINEの運用を開始しているようです。
LINEの公式ブログには住宅会社のアライドアーキテクツ社のLINE@活用インタビューがあります。
http://blog-at.line.me/archives/47591704.html
また、システム絡みでいうとイタンジ社が提供するノマドクラウド(賃貸限定)で、問い合わせしたお客様とLINEでやりとりができる機能を提供しているようです。
また、地域密着の不動産会社でもLINE@を活用しています。
新しいことにチャレンジする精神、素晴らしいと感じます。
どこでもスマホ片手にLINEする人がいますね
ただ、メールマガジンの代替手段としてLINE@を活用する、という時には乗り越えるべき課題が2つあります。
LINE@活用のための2大課題
LINE@活用において、課題は2つあります。
ひとつはいかに友達を増やすか。
LINEで情報発信するためには、まず、つながりを持つことから始まります。
それが友達になるということです。
友達申請は企業側からはできません。
お客様のほうから能動的に友達になってもらう必要があります。
問い合わせのあったお客様などにLINE@の存在をメールで伝えたり、来店した時に友達になってもらうよう勧めていると思いますが、なかなか友達が増えないのが実情です。
なぜ友達が増えないかというと、お客様は売り込み情報をLINEで見たくないのです。
延々と物件紹介や週末のイベントの告知がされる人とは友達になりたくない。
もう一つの課題がブロックです。
友達になったはいいけれど、このアカウントの情報は見たくないな。
そういう時に「ブロック」が起こります。
ブロックされると、ユーザーがブロック解除するまで情報が届きません。
ユーザーはちょっとでも「うざいな」とか「めんどう」と思うとすぐにブロックします。
そうすると、ほとんど交流できない、形式上の友達ということになります。
いかにブロックされない情報を提供するかが2つ目の課題です。
メールマガジンと同様の結果がLINE@にも起こる!?
私の予想ですが、メールマガジンからLINE@に移行してもあまり効果は変わらないでしょう。
理由は、メールマガジンが読まれない理由を本質的に理解している会社が少ないからです。
メールマガジンが読まれない本質的な理由は、売り込みばかりしているからです。
スタンスを変えずにLINE@でも売り込みを続けるとどうなるか。
特にSNSはコミュニケーションを楽しむプラットフォーム。
そのような場で売り込みを続ければすぐにブロックされるのがオチでしょう。
火を見るより明らかです。
LINE@で効果を出すためには「友達」という関係性をよく考え、情報発信のスタンスを変えていかねばならないでしょう。
鍵は「売り込み」ではない情報発信をいかに行うか。
ぜひあなたも考えてみてください。
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