マーケティング・オートメーションを導入する前にやるべき1つのこと
先日、ある大手の出版社の役員の方にお越しいただき、セールステックの展示会を開催するので出展の打診を受けました。
セールステックとは、ITの力で営業の効率をアップさせるサービスの総称で造語ですね。
例えば、昔からある営業管理システム(SFA)だったり、顧客管理システム。
不動産業界では、反響を獲得したお客様に対して、定期的にメールマガジンを送る、なんていうものセールステックの走りといってもいいかもしれません。
マーケティング・オートメーションが業界にやってきている
その中に、現在各社が絶賛売り出し中のマーケティング・オートメーションがあります。
ご存知ない方向けに説明すると、こんなことができたりします。
・単純にメルマガを送ってもお客様の反応は低いので、お客様の好みやWEB上の行動から最適なメールを自動的に送ることができる。
・お客様の行動を点数化し、どのお客様が熱いお客様なのかがわかるので、営業をかけるべきお客様がわかる。
・お客様のHP内の行動履歴を把握し、どんなページを閲覧しているのかがわかる。
その他にもいろいろな機能があります。
ウィキペディアのURLを掲載しておきます。
便利で高性能なシステムなのでマーケティング・オートメーションを導入している会社様も増えてきています。
なぜマーケティング・オートメーションで成功している会社が一握りなのか?
導入して成功した、という不動産・住宅会社様はそんなに多くありません。
どちらかというと、導入したけれども高機能すぎて、使いきれずにいるという会社を多く見ています。
私の持論ですが、マーケティング・オートメーションを導入するために、実現したいことを検討するという順序だとうまくいきません。
順序が逆。
実現したいことを検討して、それを実現できるマーケティング・オートメーションを選定し(結構差があります)、導入しないとうまくいきません。
マーケティング・オートメーションを成功させるため。まずは力技でやってみる
さらに最近はシステムを使わずに今ある人やシステムでマーケティング・ポートメーションに近いことを力技でやってみる、ということをお勧めしています。
たとえば、まずは手作業でお客様の好みや行動に応じてメールを出し分けて、試行錯誤を繰り返し、成功パターンを見つけ出す。
次に、その成功パターンを自動化できるマーケティング・オートメーションを見つけて、落とし込む、という順序を経たほうが成功できるからです。
まずは成功パターンを見出して、それをシステム化するためにマーケティング・オートメーションを導入する、という順序。
これであれば失敗する理由がないですし、コスト(成功パターンを見つけるまでに発生する費用)は少なくて済みます。
弊社のクライアントでも、お客様のグループをいくつかに分けて、手作業でメールを送り、反応のよいパターンを見出したところがあります。
そこで現在は、マーケティング・オートメーションを導入を検討しています。
すでに成功パターンを見つけていますし、メールのコンテンツなども作成済みですので導入はスムーズにいくはずです。
マーケティング・オートメーションを検討中の場合にはご参考になさってみてください。
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