気づいたら戦友ができました

気づいたら戦友ができました

こんにちわ。たろうです。

今日から7月ですね。

あっという間に半年が過ぎました。

年を重ねるにつれて、光陰矢の如しです。

 

さて、何回か紹介したことがありますが、私はトーストマスターズクラブというスピーチとリーダーシップを身につける団体に所属しています。

ボランティア組織で、参加者全員で運営を切り盛りする組織です。

そこでは1年ごとに新しい期が始まるのですが、ちょうど6月末が年度末でした。

その最後のスピーチの例会でありがたいことに年間MVPというものをいただきました。

寝耳に水だったので、大した受賞スピーチもできず大反省。

帰り道に振り返ってなんで受賞したのかな、一年を経て自分はどうなったのかなと改めて考えてみました。

 

スピーチは上達したのか?

恥ずかしながら、1年経って成長したのかというと全くその実感がなく、これでいいのか?と猛省しています。

 

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私がはじめたひとつのこと

ただ、スピーチに関してやったこととしては、自主練会というものを始めました。

これは、通常のスピーチの例会の他に、有志の人が集まってスピーチを練習するための場を別に新しく作ったのです。

 

私が音頭をとって始めたことですが、当初はなかなか人数が集まらず、大苦戦。

会場代も馬鹿にならないので、途中で辞めようかなと思った時期もありました。

 

そしてあまりに人数が少なくて、もう潮時かなと思った時。

いつも参加してくれる二人がいました。

その二人から全く別のタイミングで同じようなことを言われたんです。

「自主練会を開催してくれて本当に感謝しています。

スピーチは場数だと思っているのですが、なかなか、一人では練習できない。

しっかりと聞いてくれる人がいて、前向きなアドバイスが貰える場があるというのは本当にありがたいです」

 

それを聞いて、これはやめてはいけない。

少なくてもとにかく続けました。

私は含め2人しかいないという時もありました。

ですが、継続した結果、うれしいことが起こりました。

 

スピーチのクラブとして、春と秋の2回、コンテストが開催されます。

そのコンテストではスピーチを競うのですが、なんと春のコンテストは自主練を2人のうち1人が優勝し、秋のコンテストは私が優勝することができたんです。

そして、1年継続した結果、今では毎回10人弱の人が参加してくれるように。

今では人数が増えてスピーチをする時間が少ない!という嬉しい悲鳴をあげるようになりました。

続けてきて、本当によかったです。

 

 

人が集まれば組織ができる

一方で今年、運営側としてクラブを切り盛りする立場にいました。

と言うと聞こえはいいですが、私の役割はスピーチのための会場を準備するという単純な仕事。

黙々とスケジュールに合わせて会場を押さえて、練習の場に荷物を運ぶ、そんな仕事です。

 

ただ、自分の任務だけでなく、運営側としてクラブ全体の問題に取り組むことも必要でした。

・クラブを盛り上げるためにどんなイベントをやればいいのか?

・クラブの人数を増やすためにどうすればいいのか?

・問題発言・行為を行う人に対してはどんな対応をすればいいのか?

人が集まれば組織ができるので、会社と同じことが起こります。

それに対して、運営側としてどうするかを話し合い、対応します。

今年は大きな事件がいくつか起こりました。

人が集まれば組織ができます。

組織ができれば人の問題が生まれます。

会長や副会長の方々は本当に大変な思いをしたと思います。

それを乗り越え1年を終えたということは、会社で1年過ごすよりも濃い1年を過ごせたのではないか、と思ってしまうくらいです。

 

気づいたら?

そんなことを振り返りつつ、気づいたことがありました。

一年前と何が変わったのか?

それは戦友、と言うべき仲間ができたことです。

自主練で毎回参加してくれる2人は私にとって苦しいときに勇気づけてくれた、感謝するべき、切磋琢磨し合う戦友です。

運営の皆さんは、山あり谷ありの道のりを、力を合わせて乗り越えてきた運命共同体とも言うべき戦友です。

利益やお金というものが介在しないにも関わらず、苦しい経験を共に乗り越えることができた。

戦友という思いはひとしおです。

 

そんなことを思い、打ち上げ後のほろよいの中、ニヤニヤしながら家路についた次第です。

役員の皆様、本当にお疲れ様でした。

 

 

トーストマスターズクラブについて詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。

江戸トーストマスターズクラブ