ファンを増やせる営業とファンを増やせない営業の違い
ダイエットに成功したので、服をほとんどすべて新調せねばならず、先日ジャケットを購入しに行きました。
小さいころから腕が長い私は、既製品のジャケットだと袖が足りません。
そこで、ジャケットオーダーすることにしました。
ジャケットの担当者とシャツの担当者
老舗の紳士服でジャケットをオーダーしました。その時の対応は女性に行っていただきました。
お店はほどほどに混んでいて、その時に女性の店員の方に対応してもらいました。
ジャケットのオーダーは初めてだったのですが、滞りなく終えることができました。
そこでシャツもオーダーしようと思ったのですが、3週間後からオーダーシャツキャンペーンが始まるとのこと。
3週間待って、またそのお店に行きました。
その時に対応してくれたのは30代半ばと見受けられる男性です。
担当の方にも丁寧に対応してもらいました。
しかし、ジャケットのオーダーをしたときと感覚が違います。
なんだか嬉しいというか、楽しいのです。
ちなみに金額としてはジャケットのほうが2~3倍高い買い物。
何が違うのか。
接客での3つの違い
明確に違ったのが3つありました。
1つ目は、目線です。
ジャケットの担当は、上の空ではないと思うのですが、物理的に私の目を見る機会が数える程度でした。
一方、シャツの担当は私の目を見て話をしていました。
しっかりと私のことをわかろうとしてくれる誠実さ伝わりました。
2つ目は、私の名前です。
ジャケットの担当は、私の名前を呼んでくれたのは1,2回。
シャツの担当は「曽根田様には~」「曽根田様なら~」と提案中も頻繁に口に出してくれる。
私のことをわかってくれているという安心感がありました。
そして3つ目には提案です。
ジャケットの担当は「今、流行っているのは~」「人気があるのは~」という一般的な視点で提案をしてもらいました。
一方、シャツの担当は「曽根田様の体形ですと、こちらがおすすめです」「曽根田様の今回の目的ならこちらはいかがですか?」と私に焦点を充てて提案をしてくれていました。
もちろん完成したらジャケットのほうがいい出来で、シャツのほうはお直しが必要、なんて事態もあると思いますが、もしそうなっても、シャツの担当を責めるつもりはありません。
少なくとも、いい買い物体験をさせてもらいましたので。
ファンを増やす人材を育てるには
シャツの担当のような人材を増やせれば店舗のファンを作れるし、ひいては売上を左右しそうです。
どうしたらそのような人材を育成できるのか。
カンタンではない課題だとは思いますが、教えようと思ってもなかなか教えられるものではないでしょう。
自転車の乗り方と同じだと思います。
自分で気づいて、自分でそうなりたいと思うことで初めてできるようになっていくのだと思います。
そのためには、当事者意識が必要で、これもまた難しい話なのですが、例えば、飲み会をサービスがいいと評判のレストランで行って自身で体感してもらうことが会社側としてできることなのかもしれませんね。
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