セミナー講師をして気づいた、ネット集客の知識を蓄える機会

セミナー講師をして気づいた、ネット集客の知識を蓄える機会

先日、大手ハウスメーカー様がFC展開している不動産会社向けセミナーに講師としてお話してきました。

FCの新規会員募集と、既会員向けに、「ネット集客とネット追客を成功させる方法」という題目で事例を交えてご紹介しました。

 

ネット集客というとポータルサイトやWEB広告のことを思い浮かべますよね。

そしてどこからともなく、営業電話がひっきりなしにやってくる。

セミナーでは、とにかく営業電話すごいですよね?と問いかけると皆さん苦笑いされていました。

かく言う弊社も電話営業をしております。(笑)

 

IT各社は、不動産・住宅業界のビジネスは単価が高い商売をしているので、大きな市場だと目論んで電話攻勢をかけています。

ただ、業界側からすると、わからない、あるいはよくわからないでやっているという人も結構多いようです。

今後の流れはネットだ!ということでわからないながらもHPをリニューアルして、広告運用会社に依頼して広告を出稿。

しかし、半年たっても思うような反響が出ず、運用会社の営業担当に話をしても的を得ない回答。

結局1年かけてリスティング広告をやってみたけれども、ほとんど意味がなかった。

運用会社の担当者の対応もよくなくて、ITはやっちゃいけない!だまされた!なんて感じた人もいるのではないでしょうか。

 

セミナーではこの点についても話をして、すべては担当者で決まると伝えました。

HPを制作する、広告を運用する。

会社との契約をしていますが、実際のところは人が頭をひねって、手を動かしています。

中でも営業担当が最も大事なんですね。

ココがしっかりしていないと、こちらの意図が伝わらないし、仮に意図が伝わったとしても社内調整(特に大きい会社の場合は顧客対応と運用で組織が別のケースが多いため)ができないと、意味のないものが出来上がります。

私の個人的な見解としては優秀な担当者が異動になるときには、後任の人を見定めつつ、運用会社ごと変更するほうがよいのではないかと感じています。

 

一方で、ネットのことはよくわからない、という理由で不動産・住宅会社側の方がほとんど丸投げにしているのも成果がでない大きな理由の1つです。

うちの代理店はしっかりやってくれている!とはいっても、長期間運用しているとどこからしらで慣れてきて、わからないところで力を抜くのが人情です。

(かく言う私が、以前の会社で実際運用したときにそんなことしていました。。。反省です)

実運用は代理店に任せつつも、その動きをけん制できるような知識はある程度持っていたほうが、いい緊張感が出て結果がよくなるのは間違いありません。

 

とはいえ、発注者の皆様はどうやって知識を蓄えているのでしょうか?

考えをめぐらすと、実際に運用をしていた私でさえ、関連書籍を探すのに苦労しました。(今は状況変わっているかもしれません)

発注側としてはネット集客の知識は運用しながらその都度学ぶしかないという事情があるのかもしれません。

弊社で不動産・住宅業界のネット担当者向け、ネット集客セミナーをシリーズで実施していくこともアリかなと感じています。