自社の強みはどこにある?
- 2018.10.10
- 不動産
「自社の強みは?」と改めて聞かれると、ドキッとしませんか?
弊社は追客支援システムを提供しているので、どうしてもシステム目線で強みを考えがちです。
例えば、
・営業担当にとって使いやすい
・はじめに手間がかからない
・すでに複数の不動産・住宅会社の方に使ってもらっている
などです。
弊社のサービスを導入してもらった会社の勉強会で気づくこと
でも最近、そうではない経験に出くわしました。
それはある会社様に弊社の追客支援システム(以下、アポジョーズ)を導入してもらった時のことです。
弊社ではアポジョーズを導入してもらう際に、必ず勉強会を実施しています。
導入いただく会社様のHPで発生した、実際の反響を使って、利用方法、活用方法を伝えています。
そのとき、これから営業の方々が閲覧するページを弊社の社員も実際に閲覧します。
実はその時の見え方は、クライアント様のホームページの作りによって大きく違います。
場合によってはデザインや挙動を重視するあまり、営業担当にとってわかりづらい場合があります。
そしてそういう場合はSEOで考えても非常にもったいない、ということがあります。
強みはお節介を焼けること?
そういう場合には、クライアントのネット担当の方に、別の形のほうが、アポジョーズだけでなく、SEOの効果を見込めますよ、と簡易な指示書的なものを添付してメールをします。
大きなお節介だ!と言われることも覚悟しているのですが、営業の方にアポ・契約を取ってもらうため、そしてSEO効果が高まって集客に寄与できるのであれば!と清水の舞台から飛び降りる気持ちで行なっています。(だからもちろん無料です)
ですが、私の心配をよそにほとんどの場合、前向きな反応をしていただけています。
こういったことが最近、何度か起こりました。
そして、もしやこうしたことが弊社の強みなのでは?と感じるようになりました。
システム、サービス自体の機能はもちろん大事ですが、それをより活用してもらうための周辺へも提案できることが強みになるのでは?ということです。
キャッチフレーズは「お節介を焼きたがるIT会社」でしょうか。
エンドユーザーは家を購入・建築したいのか?
これを不動産・住宅業界に置き換えるとどうでしょうか。
家を売ったり、作ったりすることができる会社はごまんといます。
エンドのお客様が何のために住宅という人生最大の買い物をするのかというと、厳密にいうと家が欲しいからではありません。
じゃあ何のために家を買うのかというと、家という空間を中心に紡がれる家族とのふれあいや明るい未来、ひいては思い出のためです。
賃貸の家賃を払うのが勿体無いから、という動機があるぞ!と思われると思いますが、その場合でもお客様の真の意図は財産を作りたいからであり、ではなんのために財産を作りたいのかというと、幸せに暮らしたいからでしょう。可愛い子供のために家は残したいということまで考えているご夫婦もいらっしゃるかもしれません。
そういう観点で見たら、家という物理的な性能以外にどのような強みが見いだせそうでしょうか。
お客様が本当に求めているものは情緒的なもの
例えば、大手不動産会社が定期的に開催している収穫体験バスツアー。
お子様の食育に繋がることはもちろん、家族で一緒に体験することで家族が笑顔になれて、思い出を作れるということに魅力を感じている購入者の方はいるでしょう。
大掛かりなことでなくても、例えば過去のお客様を集めたバーベキューを定期的に開くだけでも十分かもしれません。
そこで新しいご近所さんとの出会いができれば、子供同士を遊ばせたり、家族ぐるみでどこかに出かける、といったことが家を購入するお客様にとって魅力的と映るかもしれません。
自社の強みはなんなのか?
そう質問した時、お客様が喜んでくれたことを思い出して書きなぐってみる。
いつも聞き流していることこそ、大切な強みなのかもしれません。
-
前の記事
反響は増えているのに、契約が増えない 2018.10.03
-
次の記事
全国の8割の医師が利用するポータルサイトへの広告取扱開始 2018.10.22