戸建業界のマーケティングデータはどう活用できるか?
こんにちは。
不動産ネット集客コンサルタントのたろうです。
先日、戸建業界のマーケティングに精通している方とお話する機会をいただきました。
話をしている中で、戸建のマーケティングデータをどう活用していくか、という話題になりました。
営業数字には強い戸建ての人だけど・・・!?
語弊があるかもしれませんが、戸建業界はあまりマーケティングが活用されていません。
少なくとも、新築マンションほどはマーケティングをしていません。
理由は、ご存知の通り、
・マンションよりも現場開発にかけられる予算が少ない。そのためマーケティングに予算をかけられない。
・マンションのように1プロジェクトが長期にわたらず、回転が早いため、マーケティングデータの賞味期限が短い。
・価格設定が甘く販売価格が高くても、値引きで対応できる(マンションは戸建ほど値引きできない)
といった理由があるからです。
つまり、供給サイドにはマーケティングデータを取得したい理由がないのです。
一方で、需要サイド、つまり購入者にとってはどうでしょうか?
購入者は、人生の買い物。絶対に失敗したくない、という思いが強い。
失敗しないように、できるだけ情報を得ようとするはずです。
例えばある戸建が気に入った購入検討者。
その物件が間違いない買い物なのか調べます。
そして、割高かどうかも知りたいところ。
そうなった時に、適正な金額を示してくれるサイトがあったらきっと利用するはず。
戸建のマーケティングデータは、ユーザーに需要がありそうです。
とはいえ、釈迦に説法かもしれませんが、戸建ての金額は、様々な条件によって決まります。
同じ区画でも道路付けで違うし、用途地域が変わるだけで全く変わってくる。
それらをどう変動要因として設定し、一方でユーザーにとってわかりやすいサイトにするか。
それが実現できたら、他に無い非常に面白い情報ですね。
あるいは、地元の不動産会社が長年の経験と観で適正金額のデータを提供する。
それだけでも、大手では絶対にできない強力なサービスにもなりそうです。
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