不動産ネット集客に必要な２つの設計図

こんばんわ。

あなたが家を建てる時には、設計をしますか？

こんな質問をするのはおかしな話ですが、ほぼ100％の方々が設計をして家を作りますよね。

なぜ設計するのか。

沢山の人が力を会わせて家を作るので、完成予想図がないと、バラバラの家が建ってしまうから。

完成予想図があれば、１つの完成図に向けて全員が力を合わせて家を作れるようになります。

おそらく、設計図を作らなかった時代は、それはもう大混乱だったんではないでしょうか。

今となっては考えられないですね。

これがないと思うと、電気、水道工事もお願いできない・・・

設計図がない不動産会社のネット集客

ところが今の世の中であっても、設計図がないために、混乱が発生している分野があります。

それは不動産会社のネット集客の分野です。

多くの不動産会社は設計図無しでホームページを作っています。

「A社とB社とC社がそれぞれ成功している。

あれと同じサイトを作ってくれ。」

という風に制作会社に依頼します。

そうなると、制作会社あるいは開発会社の人たちはA社、B社、C社のサイトを参考にサイトを作る。

しかし、Ａ〜Ｃ社はターゲットが違ったり、打ち出すコンセプトが違ったりします。

そのため、せっかく成功事例を取り入れても、寄せ集めになってしまって、成果が出ない。

家づくりで言うなら、気に入った３つの家のいいところを取り入れた結果、外観が南欧風なのに、玄関が和風、室内がログハウスになってしまったと言えばわかるでしょうか。

いくらいいとこ取りをしても統一感がないと魅力的な家になりません。

それと同じでネット集客も、統一感がないと結果に結びつきづらい。

そんなサイトだからリスティング広告もうまくいきづらい

そして、ホームページができれば、次に問い合わせをもらうために、集客を行います。

そう、リスティング広告です。

実際に運用するのは、リスティング広告代理店。

ですが、代理店も困ります。

というのも広告を出す際に、そのちぐはぐなサイトへの集客を行うことになる。

何を広告として打ち出していいのかわからなくなるわけです。

その結果、どんなホームページでも謳うことができる、

・物件数○○件以上掲載！

・毎週○曜日に物件情報を更新！

・○○エリアの家さがしなら△△へ！

というような広告を打ち出さざるを得なくなります。

そんな不動産会社が沢山ある。

広告で他との違いを見せることができず、うまく行かない、ということになります。

ホームページには２枚の設計図が必要

では、そんな結果にならないためにはどうしたらいいのか？

答えは設計図を持っておくことです。

ネット集客で設計図を持っておくというは、具体的には以下の２つを意味しています。

１．ネット集客をどのような流れで考え、その中でホームページはどんな位置づけなのかを設計する

２．上記のホームページをどのように作るか設計する

１は、ターゲットを決めて、競合を調べて、どのような打ち出し方をホームページでするのかを、考えることです。

家づくりでも、どんな人に需要がありそうなのか、近くではどんな家が売り出されているのか調べて、どんな家を建てるか考えますよね？

それと同じです。

２は、１をふまえて、実際にユーザーとの接点となるホームページをどのように作るのかを、考えること。

家作りでいうと、1で決めた家づくりの方向性を汲んで、設計士等、社内外の人が協力して建てる家の設計図に落とし込みます。

その設計図づくりを行うのは、基本的には一人の設計士が行う。

ホームページの制作も同様で、本来、一人の人間が、統一感をもって制作にあたるのが一番いい。

そしてこの分野は非常に高度化、複雑化しています。

成功するためには、経験豊かなベテラン監督が各分野の専門家達を統率していく必要があります。

あなたの会社ではネット集客の設計図をお持ちでしょうか？

今は無くても大丈夫です。

会社のホームページを振り返ってみて、次のリニューアルからは確固たる設計図を作って進めてみてはいかがでしょうか。