思い入れがあるからこそ、第三者の目が大事

あるプレゼンのダメだし会にて
昨日、とある仲間がプレゼンをするというので、そのリハーサルに同席させてもらいました。
その仲間は採用のコンサルティングを仕事にしています。
今回のセミナーは組織の採用力を強化し、採用コストを下げるノウハウを伝えるセミナー。
事前に聞いてダメ出しをして欲しいということでした。
頼ってもらってありがたいですね。
プレゼンは構造改革を求めるモノだった・・・
さて、肝心のプレゼン。
データをふんだんに集め、グラフ化、表ぐみなどを行い、客観的でわかりやすいプレゼンに仕上がっていました。
ただ、一つ課題が…
それは、マクロデータが多く、肝心のノウハウが前面に出ていない。
どんな人が聞きにくるのかというと、人事の予算決裁権を持つ方々。
そんな現場の責任者が参加するからには、具体的にどうすればいいのか、を知りに来ているはずです。
ということはこのまま、プレゼンをすると、期待に応えられない可能性が大きい。
目的は言いづらいことを言うこと
私のアドバイスは、プレゼンの構成を根本から変えることになりそうなこと。
仲間の心情を思うと、悩みましたが、言いました。
事例を中心にして、データはノウハウを裏付けるものとして作ったほうがよい、と。
反応は…
なかなか今の形を崩すのは苦しそうな様子。
そりゃそうです。
時間をかけて手間暇かけて作った我が子のように可愛いプレゼン。
その大部分を変えないといけないなんて、頭ではわかっていても、感情はついていかない。
私自身もそうです。
可愛さ、あまりすぎるのでは・・・?
その後、他のアドバイザーからも、やはりノウハウを前面に出していったほうがよい、というアドバイス。
その仲間は、辛そうにしながらも構成を変えることを決めました。
聞く耳を持った、その仲間を讃えたいですね。
思い入れがあるからこそ第三者に任せる
プレゼン一つでさえそのような思い入れを持つものです。
ましてやサイトづくりに関していえば、かけている時間は桁違い。
数倍の思い入れがあるに違いありません。
優秀な医者は、家族は手術しないと聞きます。
冷静に慣れないからですね。
ホームページに手を入れる時も、当事者ではなく、客観的な立場、視点で見れる第三者の目を活用してみてはいかがでしょうか?
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