売買仲介業の社内勉強会に参加してきました!

こんにちわ。
追客力のたろうです。
先日、ある不動産売買仲介会社様の営業研修に参加してきました。
営業10名弱の会社様で、役員の方が営業研修を定期的にしているということで、縁をいただき参加しました。
不動産仲介売買の営業というと、外部の営業セミナーに参加したり講師を招いて講習、ということはありますが、社内の人が改まった場を設けて教える機会はあまり見たことがありません。
それもそのはずで、まず営業同士はライバル関係で、営業スキルは他の営業マンから盗むもの、という昔の職人気質のようなところがあります。
必然、上司も教えることがあまり得意でない方が多く、都度の接客などで教えることはあっても、包括的に教えることは慣れていない方が多い。
このような業界において、今回お邪魔した会社様が社内で営業研修を定期的にされているというのは、非常に素晴らしいことだと思いました。
その研修の中身も素晴らしい。
前半は、直近の案内事例を振り返って、営業担当全体で意見を出し合い、どうすればよかったのかを論じ合う。
そこで、担当していた営業マンとしてはいろいろな気づきを得られる。「あ、そういう考え方もあるのか。」「そういう方法もあるのか」と。
そして後半は、様々な事例を集約した、普遍的なトピックについて役員の方から説明。
今回は、子供の通学のことを考え学校から遠い住まいを敬遠しがちなご夫婦にたいして、どのようにアプローチすればいいのか。
また、業界内における仲介業の、営業マンという立ち位置について。
今の営業の方々があまり意識していないであろう、しかし重要なことについて役員の方の体験をもとに教えていく。
役員の方から出る事例やら、裏話やら、統計やら、すさまじい引き出しの数でびっくりしました。
全体を通じて、全てが具体的で(事例も豊富)営業マンとして一言も聴き漏らしてはいけない、と思わせるような構成・内容だったのが衝撃でした。
まず、社内の直近の事例をもとに各人が意見を出す、これで当事者意識が出ます。
その後、概論的な話があるわけですが、これも具体例が豊富で当事者として聞ける。
話す順番も緻密に考えられていて、営業マンが吸収しやすい流れで進められていました。
私自身も、自分の営業について深く考える素晴らしい機会となりました。
ここまで有益な不動産売買仲介業の営業勉強会は参加したことがありませんでした。
他にもいろいろと言いたいことはありますが、書けないこともあり省略しますが、大きな感動を覚えました。
お金を払ってでも聞きたい人は山ほどいるにちがいありません。
私自身も、可能であれば定期的に参加していきたい、そう思う営業研修でした。
不動産の営業というと、これまでは結果を出せない人は辞めさせて、新しい人を雇えばいい、という時代でした。
しかし、働き手が少なくなってきている昨今、そのようなやり方だと、なかなか簡単に採用できず多大な労力がかかってきています。
営業を育てるという観点を持って、営業担当に結果を出させるようにし、定着させていくことが、今後の不動産会社の生き残りに不可欠。
そうした中で、今回参加させていただいた研修はその答えを見つけたような思いでした。
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