自社サイトへのネット集客は 検索、ポータル、それとも・・・?
「うちの会社のホームページ、お客様から問い合わせが来るけど、いったいどこから来るんだろう」
あなたもこんな疑問を持ったことがないでしょうか。
先日打ち合わせをしたクライアントがまさにそのような悩みをお持ちでした。
その会社様は新築戸建分譲事業を営んでいらっしゃいました。
販売中の分譲地への集客は、
・ポータルサイトに分譲情報を掲載
・現地周辺への折り込みチラシ
・立て看板
の3つとのことでした。
以上のようなことしかやっていないので、ホームページで反響が来るときに、いったい検索でくるのだろうか?という疑問をお持ちでした。
これに対する答えはGoogleアナリティクスというアクセス解析ツールを使えば判明します。
このツールの中の、「参照元/メディア」というページを見れば自社サイトへ何を経由して訪問しているのか、一目瞭然です。
そして、おそらく私の勝手な予想としては6〜7割は検索で来ているのではないかと思っています。
数十社の解析データを閲覧していますが、意外とポータルサイトからの誘導というのは少ないです。
大半は自然検索。
次に、有料広告を出稿しているようであれば有料広告。
よっぽど力を入れない限り、FacebookなどのSNS系からもそんなに多くないのではないでしょうか。
さて、大切なのは、仮に検索からの流入が多い、ということがわかったときにどうするか、です。
まずは、自社のサイトが検索に強いサイトなのかを判断する必要があります。
それには、SEO業者が提供しているツールが便利ですが、そうでなくてもGoogleConsoleというサービスを使えば、どんなキーワードに強いのかわかります。
ただ、不動産・住宅業界で検索に強いサイトは一握りです。(ポータルがやっぱり強いので)
おそらく、あなたのサイトも検索に強いサイトではない可能性が高いです。
それにもかかわらず、検索からの流入が6割というのはどういうことなのか。
それは、多くのお客様がチラシや立て看板を見た後、スマホ(PC)で、あなたの会社の名前、現場の名前を検索してHPにくるからです。
いくら検索に強くないといっても、社名や現場の名前などで検索をすればほとんどの場合、あなたの会社のホームページが上位に表示されます。
チラシ・立て看板の効果も相まって検索からの流入が増える、というのが検索が多いという実態です。
ウェブ業界では「カスタマージャーニー」と呼んでいます。行動のシナリオ化です。
出展:(コンテンツSEOの教科書)
「それがわかって、どうするの?」
あなたはそう思ったからもしれませんが、ここまでわかると様々な手が打てます。
・社名や現場名、商品、ブランド名で検索をしてみる。
先ほど上位に表示されると申し上げましたが、同じ社名が多かったり、現場名、商品、ブランド名が他にも似ているものがある場合、そちらにお客様が流出している可能性があります。
その場合には、きちんとお客様の目にとまるように、検索結果で表示される言葉を変更したり、広告を出して、きちんとサイトに訪れていただくための対策が必要です。
自社の流入がどのような経路で来ているのか、改めて考えをめぐらしてみてはいかがでしょうか?
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