不動産会社は、エリアを広げるべき?狭めるべき?
こんにちわ。
不動産ネット集客コンサルタントのたろうです。
みなさんは、自分の会社の商圏、どうやって決めますか?
不動産業を営む上で、商圏は非常に大切ですよね。
釈迦に説法かもしれませんが、先日とある不動産会社の方と商圏についての話になったので、ご披露したいと思います。
どっち?
エリアを広く設定したサイトが一般的
ビジネスチャンスを広げたい。
その思いで、メインとなるエリア+近隣の2つ離れた市区町村あたまりまでの物件を取り扱っているサイトです。
エリアを広く設定しているので、必然、取扱物件数を多く見せられるメリットがありますね。
エリアを限定したサイト
自分の得意エリアだけに絞って物件を取り扱っているサイトです。
物件数は必然的に少なくなります。
が、そのエリアで探しているお客様にとってはチェックしたいサイトになります。
上記のうち、ほとんどの不動産会社は広く設定したサイトを運営しています。
不動産業はワンチャンス。
しかもリピートはほとんどないので、チャンスを広げるために商圏を広げておく訳です。
商圏を広くしておくメリットがなくなってきた
しかし、これは感覚的な話になってしまいますが、商圏を広くしておくメリットが少なくなってきているのが実感です。
理由としては、不動産業を営む会社が年々増加しており、新しい事業者もまた、エリアを広く設定します。
そうなると、多くの会社がエリアを広く設定することに。
ただ、家を買い求める人の数はそこまで増えていません。
そうなると、必然的に、お客様ひとりあたりに対する不動産会社の数というのはどんどん増えていくことになります。
つまり、競争が激しくなり、なかなかお客様に振り向いてもらえなくなっている。
そのため、商圏を広くしておくメリットがどんどん少なくなってきているのが実態ではないでしょうか。
ではどうすればいいのでしょうか?
エリアを集中することが打開策
答えの一つははエリアを集中することです。
なぜエリア集中すると解決できるのか。
お客様は、家が欲しい訳です。
家というのはどうしても、地域性を加味して購入することになります。
地域性というのは、例えば、一般的にはどこのエリアがハイグレードで、どこが買い物として便利だとか。
マニアックに言うと、どこのお店が美味しくて、どこのお店はやめたほうがいいとか。
そういう、時間をかけて足を使ってようやくわかる情報こそ、お客様が求めている情報。
お客様に選ばれるためにはエリアを絞って、足しげく見たり聞いたりするする必要があります。
そして、それをWEB上でアピールすることで、そのエリアで探している方にとってなくてはならないサイトになるのではないでしょうか。
でもやっぱりエリアは広くしたい
でもやっぱりエリアが広いとチャンスが少なくなるので、絞りきれない。
そんなご意見もありますよね。
ビジネスに正解はないというとおり、それは大事にするべき思い、気持ちです。
解決策として、2つのサイトを作るという案もあるかもしれません。
取り扱いたい商圏全体を網羅したサイトと、その中でも特にここでは仕事をしたい!というエリアに限定したサイトを作ってもいいですね。
ただ、そのエリアでさがしている人の数、取り扱える物件数が、きちんと揃うかは確認して進めてくださいね。
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