レポートを見ても、改善点が見つからない!・・・なぜ?

レポートを見ても、改善点が見つからない!・・・なぜ?

先日、ある不動産会社の役員の方から連絡がありました。

現在、某大手ポータルサイト運営会社にリスティング広告の運用を依頼しているそうなのですが、その運用結果がよくないということでした。

早速うかがい、レポートを拝見させていただきました。

3回くらい見直したのですが、残念ながら私から改善点を提案することができませんでした。

私の能力不足でお恥ずかしいお話です。

 

レポートに掲載されていたもの

レポートはA4で6枚。

レポートに掲載されていた情報は、

月次、日次、デバイス単位での

・インプレッション

・クリック率

・クリック数

・平均クリック単価

・費用

・反響数

でした。

これですと予算配分をどうするか(前半?後半?あるいは、PC?スマホ?)、という話はできるのですが、残念ながら継続的に改善ができるデータとしては、足りない、というのが正直なところです。

 

リスティング広告の改善に絶対に必要な3つのレポート

少なくとも、

・広告別レポート(検索、ディスプレイ)

・検索キーワードレポート

・検索クエリレポート

の3つがあることで、具体的に何をどう改善すればいいのか判断ができるようになります。

広告別レポートを見れば、どの広告がお客様に好まれていて、どの広告が魅力がないのかがわかります。

検索キーワードレポートを見れば、たとえば、どのキーワードがクリックを集めていて、反響に対して貢献しているのかがわかります。逆にクリック数を集めているものの、反響に結びつかないキーワードもわかります。

検索クエリレポートを見れば、お客様が実際に検索したワードを見ることができるので、キーワードを追加したり、あるいはこのワードは不要、と除外キーワードを設定することができます。

 

リスティング広告は広告のひとつ。大切なのはお客様との接点

リスティング広告は専門用語が多く、レポートをみてもどうしていいのかわからない、という方もいるかもしれませんが、広告は広告です。

広告で大切なのはお客様にどのように接触し、どのような印象を与えるかです。

リスティング広告であれば、キーワードであり、広告文です。

 

先ほど分析に必要と紹介した3つのレポートをもらっていない会社が意外と多くいらっしゃるようですので、もし今依頼している代理店が提出されていないようでしたら、催促してみてください。

さまざまな発見ができるはずです。