スマホサイトのTOPページの直帰率が高いからリニューアル?

スマホサイトのTOPページの直帰率が高いからリニューアル?

リニューアルの話で盛り上がる

先日、ある不動産売買流通の会社様に伺った時のこと。

HPに来るお客様はが、スマートフォンからの流入で過半数を占めるようになったそうです。

それに伴ってスマートフォンサイトのTOPページの直帰率がPCと比べて高いので、リニューアルを検討していうということでした。

スマートフォンサイトを開いた時のファーストビューに何を入れるのか、どんな順番でトップページにあるバナーを配置するのか、女性の方に安心してサイトを閲覧してもらうためには、女性の写真を入れた方がいいのか、などなど百花騒乱な議論が行われました。

TOPページの直帰率が高い原因はどこに

私はちょっと思うところあり、Googleアナリティクスを見せてもらうことにしました。

そして、スマートフォンサイトのTOPページを訪れたお客様を流入経路別に細分化して直帰率を見てみました。

すると、自然検索で訪れたお客様の直帰率は低かった。

ではどの流入経路から来たお客様の直帰率が高いかというと、リスティング広告経由でした。

そこで私は担当の方に「リスティング広告経由の直帰率が高いようですが、もしかしたら、リスティング広告のリンク先・着地先がすべてTOPページになっているのでは?」と聞いてみたところ「そうです」という回答でした。

 

スマートフォンは使い勝手がいいからこそ、、、

この不動産会社では地域名と種別(例 台東区 マンション)でキーワードを入札していました。

「台東区 マンション」と検索した方が広告をクリックして見たいページは、台東区にあるマンションの一覧のページである可能性が高い。

それにも関わらず、TOPページに誘導されたので、そこから物件検索を改めてやらなければいけません。

特に、スマートフォンを利用するユーザーはPCよりもサクサク動くので(我慢ができない)、少しでも使いづらいなと思うとすぐに別のサイトを探し始めます。

 

お客様の意図が叶えられるよう細分化

以上から、不動産会社の担当者には、リスティング広告で入札しているキーワード毎にリンク先を細分化してみると直帰率が下がる可能性がある、とアドバイスしました。

広告代理店の方との打ち合わせで変更をしてもらう予定です。

広告代理店としては面倒な作業ですが…

 

数字が悪い時、抜本的な対策(今回で言えばリニューアル)も必要になって来るかもしれませんが、まずはその数字の背景を分析することが必要ですね。