素人だからこそできる改革
- 2015.11.20
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こんにちわ。
追客力のたろうです。
昨日は、銀座テーラーの3代目の鰐淵社長の講演を聞きに行きました。
1代目が築いた事業を、息子の2代目が散財して、2代目の奥様である現社長が事業を立て直した、というお話です。
それまではずっと専業主婦だったそうで、服のことなどさっぱり知らなかったそうです。
スーツのオーダーが30万円〜の高級品
そんな素人の社長が行ったことは、
・店舗の閉鎖、従業員の退職を含めたリストラ
・商品ラインナップの拡充(最高級品だけでなく、求めやすいものをそろえる)
・露出の拡大(メディア露出、ホームページの整備)
・銀座テーラーの人的ネットワークを活かしたビジネスのマッチング
他にも様々なことを実施して、事業を回復させたそうです。
3代目鰐淵社長が行ったことを聞いて感じたこと。
それは素人だから当たり前のことを当たり前のようにできたんだろうということです。
素人だからというと語弊がありますが、きちんとビジネス感覚をもった素人です。
3代目の鰐淵社長はその感覚をもち、かつ強い意志があったからこそやるべきことを次々に実施していけたんだと思います。
長く組織内につかっていると、世間ではおかしなことが当たり前になっていたり、気づくべきものに気づかないことがあります。
たとえば、不動産でいうと、情報の伝達はまだまだ紙文化ですが、そんなのは不動産業界くらいなもの。
ほとんどはデジタルで情報のやりとりをしていいます。
また、不動産では両手取引というのがありますが、それは法律で言えば、裁判の原告と被告の弁護士が一緒のようなもの。
一方の利益を最大化するということはできませんよね?
でも不動産ではそれがまかり通っています。
追客もおそらく、不動産業界以外の人からすれば非常識なことがたくさんあると思います。
たとえば、住まいという高い買い物に対して、問い合わせをしたお客様に電話攻撃をしかける。
普通なら丁重にもてなす、という視点が当たり前ではないでしょうか。
例えるなら、ホテル以上のサービスでもてなすことが本来であれば求められると思います。
ぜひ、リッツ・カールトンや加賀屋の支配人に、不動産の追客をやってみてもらいたいと思いました。
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