ニュースレターのメリット6 社員の定着率が高まる
ニュースレターを送るメリットを引き続き、ご紹介しています。
過去の記事はこちら。
ニュースレターを出すメリット、いよいよ最後です。
最後のメリットは社員の定着率が高まる、です。
なぜそんなことが起こるのでしょうか?
売り手の人材市場。社員は動きたがっている
ご存知の通り、今の人材は売り手市場です。
大企業が優秀な人材を囲い込んでいて、中小企業は人手不足、という構図です。
新聞やニュースにも取り上げられているので、もちろん社員のかたも知っている。
そうすると、こう思う。
「転職したほうが給料よくなるかな?」
営業担当を引き止めるには、給料をアップさせるしかないのか。
そんなとき、別の観点で営業担当が会社に残りたくなる方法の一つがニュースレターなのです。
お客様から得られる反応が心の栄養分
ニュースレターで営業担当一人一人のプライベートなどを書いていると、お客様から反応を得られることがあります。
「ニュースレターで言っていた、あの映画見たよ!面白かったね!また紹介してね!」
「ニュースレターのあのラーメン屋さん、美味しかったよ。でも俺はこっちのほうが好みなんだよ。今度行ってみてよ!」
「紹介してくれた収納グッズ、あれ、いいわ〜。台所がすっきりしたわよ」
こんな感想をもらうと、営業の方は嬉しくなります。
この感情が離職を防ぐことになるのです。
反応あったよ!
お客様の反応が「尊重の欲求」を満たす
ご存知の方も多いと思いますが、マズローの欲求5段階説というものがあります。
人間の欲求を5段階の階層で理論化したもので、自己実現理論とも呼ばれ、アメリカの心理学者である アブラハム・マズローが提唱した理論です。
マズローは、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである。」という仮定の下、「人間の欲求は、5段階のピラミッドのように構成されており、低い階層の欲求が満たされると、より高い階層の欲求を欲するようになる。」と説明しました。
以下が5段階の欲求です。
自己実現の欲求…自分の持つ能力や可能性を最大限に発揮したい
尊重の欲求…自分が集団から存在価値を認めてもらい尊重されたい
社会的欲求…家族・集団をつくりどこかに所属しているという満足感を得たい
安全の欲求…安全な環境にいたい、経済的に安定していたい、良い健康状態を維持したい
生理的欲求…生命維持のために食べたい、飲みたい、眠りたいなど根元的欲求
ニュースレターで反応をもらうということは、集団に属し、その方々に認めてもらうということ。
つまり、尊重の欲求、社会的欲求が満たされ、「この会社で働き続けたい」となるわけです。
人間、やっぱり誰かに必要とされたり、褒められれば嬉しいですよね?
シンプルに言えば、人の役に立っているという感覚が満足度を高めるのでしょう。
ニュースレターは最低限の環境が揃ったところで本領発揮
ただし、下位の欲求が満たされて初めて上位の欲求を望むようになります。
ブラック企業で寝れない、給料が業界平均より著しく安い、社内で居場所がない、という状況だと安全の欲求や社会的欲求が満たされませんので、ニュースレターによる定着効果は薄くなるでしょう。
そんなに悩みはないけれど、なんだか仕事が楽しくない。
そんな状況にこそ、ニュースレターの反応が心の栄養となります。
なお、ニュースレターといっても、カタログ的なものやお客様事例だけだと効果はありません。
社内の人間を前面に押し出してプライベートを披露していく、いわば手紙のようなものでないと、これまでお伝えしたようなメリットは得られません。
どんな内容がいいのか、詳しく知りたい方は、お問い合わせください。
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