地元のお店を紹介する美容室

先日、交流会で亀戸の美容室の方と出会いました。
話を伺っていると、もともと地元が同じ。
駅前にあるイトーヨーカ堂話や、再開発されることなどで盛り上がりました。
話が一息つくとその方からあるニュースレターをいただきました。
どんなニュースレターかというと、亀戸の飲食店が紹介されたニュースレターです。
お店の感想が料理と店員さんの写真と共にゆる〜い感じで紹介されているのです。
「なぜ美容室が飲食店紹介のニュースレターを作っているんだろう?」
素直に質問をぶつけてみました。
飲食店の情報は誰もが欲しい
美容室にくるお客様はやはり地元の方が多いようです。
すると地元で新しくできたお店、美味しいお店の話になるそうです。
亀戸で営業している店主でも知らない店が多いことに気づく。
もちろん、お客様も知らない店が多い。
そして口頭での話だと忘れることってよくありますよね。
それならばいっそのこと通ってくれているお客様には、オススメのお店を情報誌として渡せば喜ばれるのではないか。
そう思って毎月オススメのお店をニュースレターで紹介始めたそうです。
紹介し合えば、友達関係に
これが大変喜ばれるそうです。
美容室にきたお客様からは「あの店行ったよ〜。」という話題で盛り上がる。
「ここの店もいいよ。」と逆にオススメを紹介してもらうようになって、取材対象が広がる。
いい関係性ですよね。
こうなってくると、お客様はその美容室から離れられない。
友達関係になればできること
ここからは勝手な妄想ですが、
・小冊子を冊子にして、新規のお客様に渡す。特に引っ越してきた人の助けとなるように。
・月に1度、お客様と行くグルメツアーを企画する。飲食店からも喜ばれる。
・仲良くなった飲食店のマスターと一緒に企画して、マスターの散髪をお店で行うイベントを開催する。
などなどいろいろなことが考えられますね。
不動産・住宅業界はリピートしないから、やっても意味がない?
美容師の取り組みですが、地域性と店舗があるということにおいていうと、不動産、住宅会社も同じ環境です。
違うのはリピートするか、しないか。
おそらく多くの不動産・住宅会社の方がこの美容室の取り組みを聞いたら、「それは美容室だからリピート狙いでしょ?」と感じるでしょう。
考えの通り、不動産会社・住宅会社が上記のようなニュースレターを作ってもすぐに効果はないでしょう。
ただ、長期的にみれば飲食店から紹介が得られる可能性があり(馴染みのお客さんから相談を受けるなど)、そんな取り組みをしている店は地元の人も応援したい、好感を持つようになるはずです。
短期・直接的な効果は得られずとも、長期・間接的な効果があるのはまちがいないでしょう。
もちろん、義務感でやっても意味がなく、誰かにオススメしたい思いから始めないと意味がないのは言い添えておきます。
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