不動産・住宅業界のInstagram活用術① 世界観を統一する
- 2021.01.20
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FacebookやTwitter、Youtube、LINEなど様々なSNSが登場しています。
その中で住宅業界と最も相性が良いのがInstagram(以下、インスタ)といえるでしょう。今回から数回、住宅業界のインスタ活用術をご紹介いたします。
インスタは主に写真を媒介とした交流サービス

インスタとは写真や動画といった映像を主としてユーザが交流するためのSNSです。
例えば施工事例の写真を継続的にインスタに投稿し、新築住宅を検討しているユーザがその写真を見かけて、そのデザインに共感すれば貴社のアカウントをフォロー。その後、貴社が投稿した施工事例を継続的に閲覧してくれます。
ユーザが貴社の施工事例を何度も閲覧すると、次第に建てたい住まいのイメージが固まります。さらに貴社への愛着が増加します。
その結果、貴社のHPを訪れ、資料請求や来場予約をしてくれます。
ここで大事なのは愛着を持ってくれているユーザからの反響なので、接触率が高く、契約率も高くなるという傾向です。
日本では4人に1人が利用している
さて、インスタは国内でどれくらい利用されているのでしょうか?
発表されているデータによると、2019年6月時点のユーザー数は3,300万人ということでした。
つまり、国民のうち、4人に1人は利用しているという計算になりますね。
上記の数値はすでに1年半前のものなので、現時点ではさらに多くのユーザーが利用していることを考えると、LINE、Twitterに次いで利用されているSNSです。
もしまだインスタを利用したことがないのであれば、ぜひダウンロードしてみてください。
まずは、ターゲットを決め、世界観を統一する

インスタを活用する際、まずやるべきこととしては、投稿を閲覧してほしいターゲットを決めて、世界観を統一することです。
世界観とは、住宅業界でいうと「当社で家を作ると、こんな日常を送れるようになります!」という未来像、理想のイメージです。
具体例を使ってご説明しましょう。
例えばガレージハウスをメインに建築している会社様であれば、ガレージハウスを建てたいお客様を集めたいわけですから、ガレージハウスの施工事例を投稿していきます。
これはわかりやすいのですが、ガレージハウスだけでなく、和モダン、シンプルモダン、二世帯住宅など多くのテーマに対応できる住宅会社の場合は、どうしたらいいのでしょうか?
ありがちなのが、すべてのテーマの施工事例を掲載することですが、そうすると世界観が統一されないことになります。
できるだけ絞り込んだほうが世界観は作りやすくなり、強く共感してくれるユーザも現れやすくなります。
なぜ世界観を統一する必要が?

なぜ世界観を統一する必要があるのかというと、Instagramで集客する流れとして、
1 ユーザが投稿を見て、共感する
2 貴社のプロフィールページを見て、フォローするか判断する
3 プロフィールページからHPへ遷移する
4 HPで反響する
という段階があります。
1で共感したユーザーの多くは貴社のプロフィールページを閲覧します。
このプロフィールページには、過去の投稿の一覧が掲載されています。
この過去の投稿の一覧で世界観が統一されていることで、ユーザはプロフィール自体に共感し、期待を込めてフォローをしてくれます。
逆に世界観が統一されていないと、共感が得られず(期待ができず)フォローにまで至らないことになるのです。
世界観はどうやって作る?
世界観は、インスタならでは、というわけではありません。
会社として提供する価値観ですので、HPを作成したり、紙媒体を作成したりする際にも必要です。また、展示場や店舗のデザインにも反映されることでもあります。
そのため、インスタだけ世界観を統一して、HPは世界観がバラバラ、という状態だと反響にはつながりません。
世界観を作るお勧めは、貴社の理想の施主様が、自宅でどのような1日を過ごすのか、できるだけ具体的に、セリフと情景描写もしながら小説を書いてみることです。
そうすることで、ほかの人にも共有されやすく、社内外で世界観が伝わりやすくなります。
そして、その場面場面を切り取ることをイメージして写真撮影していくと、世界観が統一された写真を増やしていくことが可能になります。
もちろん、インスタに投稿する際には細かなテクニックがありますが、枝葉末節にいきなりこだわらず、まずは世界観の確立をお勧めします。
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