セミナー、飲食代すべて無料で感じた、接客の極意
セミナー代金無料
ランチ無料
飲み物無料
なんだか、どこかのいかがわしい宗教団体のセミナーっぽいですが、
こんなセミナーに参加したことありますか?
私は昨日、初めてそんなセミナーに参加してきました。
それがGoogle社のAdWords広告認定講座だったんです。
もちろん宗教法人じゃありません。(笑)
朝9時から講義が開始され、夕方に2時間の試験。
一日がかりのセミナーです。
そんな一日がかりのセミナーだったんですが、冒頭のとおり、講座・試験代金無料で、ランチ、飲み物が無料。
セミナー料金無料はたまにありますが、ランチ無料、飲み物無料まで突っ込んでいるところは初めてでした。
Googleにとってはこれらにかける費用は安いもの。
参加者のうち、数社がAdWords広告運用を開始すればすぐにもとがとれることになります。
でも私にとって、これまでセミナーとか勉強会に参加してきて、ここまで無料にしてもらったのは初めてのことでした。
そう、ここで大事なことは、セミナー、勉強会という枠で考えると、こういう体験は初めてだったということです。
驚き・感動の基準
驚きや感動、というのは自分の期待値を超えたときに初めて感じます。
私のセミナー、勉強会の常識は、
・セミナー、試験はお金がかかるもの
・セミナー、講座での飲食はお金がかかるもの
というものでした。
そんな常識を持っている私に対して、Googleは常識を上回るおもてなし、接客をしてくれたんです。
だから驚きましたし、こうやってブログにも書いちゃってます。
不動産会社が驚き・感動を提供するには?
この、考え方はどんな仕事にも当てはまると思います。
不動産業界にあてはめてみるとどうか。
現地見学、来店してきたお客様に対して、飲み物をだしたり、おしぼりを出している不動産会社はたくさんあります。
でもある不動産会社はさらに突っ込んで接客をします。
ある物件の内覧を終えたお客様と営業担当。
内覧が終わったところで営業担当が、その物件近くの美味しいイタリアンの店でランチをご馳走する。
そして食事が終わり、食後の飲み物が出たところで一言。
「○○さんがあのお住まいに引っ越ししたときのことを考えて、美味しいお店を是非紹介しておきたいと思いまして」
「でも○○さんのお口に合うかどうかわからないので、もちろん今回はご馳走させていただきます」
そんなおもてなしを受けたお客様。
その不動産会社、営業マンのことをどう感じるでしょうか。
他の不動産会社と比較して、どちらのほうが記憶に残っているでしょうか。
驚き・感動を提供する費用対効果
仮に1回の食事で3,000円~5,000円の出費が出たとしても、成約率が10%上がって10組に1組が成約する場合、
(仲介の場合)
売上:2,000万×3%= 60万
費用:5,000円×10組= 5万
利益:60万-5万=55万
という計算になり、収支はプラスになります。
そして、その取引自体もそうですが、間違いなく口コミにもつながります。
「ねぇねぇ、聞いてよ。この前、家を探しに見に行ったらさ・・・・」
そして紹介につながっていきます。
これからは驚き・感動を提供する不動産会社が成功する
不動産業界では、同じ不動産業の中で成功事例を真似るケースが多いですが、それはやっぱり狭い世界です。
他の業界から成功事例を取り入れ、これまでの業界のやり方を打ち破る。
商品そのものでは差別化できなくなっている世の中、接客、おもてなしで差別化していく。
これからのソーシャル時代で成功する秘訣です。
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