とある不動産会社さんでの話
- 2013.02.05
- WEBマーケティング 不動産 接客
- 強み
本日、麻布十番にある不動産会社さんに行ってきました。
自社のホームページを刷新したいということでその提案&ブレストでした。
うちの社長が直接依頼を受け資料を作ったのも社長なので、私は基本的に話を聞いているだけ、という状況でした。
社長からいろんな理論の展開がありましたが、要は他社のサイトと同じことやってたらいかんですよ、差別化しましょうよ、と、そういうことでした。
そのために、今のHPに掲載されている「ハイレベルな生活」というコンセプトをを前面に出していきましょう、という提案だったのですが、お話を聞いているとどうやらちょっと違和感があったようで。
聞くと、以前作っていたホームページ、その方はずっと社内にいて物件情報の管理と問い合わせのあったお客様へのメール対応を行っていたときのこと。
ある日、楽天の営業マンは問い合わせがあったら5分以内にレスをする、ということを知り自分の業務にも取り入れたようです。狙いとしては、問い合わせをしてもらって、そのあと、その人がPCをシャットダウンする前に必ずメールが届いている状況を作りたいということでした。
そうしたら、なんとHPに問い合わせのあった内容のうち、なんと60%以上が物件ではなく、不動産購入のお悩み相談ということでした。ちなみに普通は問い合わせのうち、90%以上が物件への問い合わせです。なので60%以上は驚異的な数字。
その方一人でやっているので、メールのやりとりが半端なく大変なそうですが、そんなことをやる不動産会社の人はいないので、お客様はびっくりするそうです。そしてそうしてつながったお客様は、その時に家を買わなくても70%以上はメールのやり取りが続くそうです。
それを聞いて、この不動産会社さんの差別化ポイントは、その営業の方が反応があったらすぐにメールでリアクションし、お客様の質問に真摯に答えることだったんだなと、そしてこれはその営業の方の性格からできたものであって、誰にでもできるものではないなと気づいた次第です。
強みって、なかなか自分でわからないもんだなと思いつつ、気づかないところに落ちてて面白いなと思いました。
さて、私の強みも誰かに見つけてもらおうかな・・・
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