営業が煙たがれる理由
こんにちわ。
追客力のタロウです。
最近、会社として何を実現したいのかと考えることがしばしばありました。
いろいろと考えた結果、ひとつの答えが出ました。
社長として色々な場に出ることがあります。
そして交流会に参加すると必ずいるのが生命保険の営業マンです。
私が初めて生命保険の営業マンの方と交換した時。
翌日、その方から電話がありました。
そして、情報交換をしようということで、喫茶店で待ち合わせ。
そこでガッツリと売り込みをされました。
続いてまた他の異業種交流会。
やっぱりそこにも生保の営業マンの方と名刺交換。
翌日、連絡がきて情報交換しましょう。
そしてアポを決めて喫茶店で待ち合わせ。
そこでガッツリと売り込みをされました。
そして、また別の異業種交流会。
ここにも生保の営業マンの方がいて・・・。
とこんな経験を何度と繰り返し、もう生保の営業マンの方から連絡があっても会わないようにしています。
もちろん、生保の営業マンの方が全員、同じような売り込みをするわけではない、と頭では理解をしています。
しかし、気持ちの問題、時間の問題から、私がその必要性を感じた時に、こちらから電話をしようと思っています。
これは私の個人的な経験ですが、不動産業界でもおそらく同じことが起きているのではないかと気付きました。
問い合わせをしたら、営業にガッツリと他の物件について売り込まれた。
問い合わせをしたら、とにかく電話がひっきりなしにかかってきた。
もちろん、全てが全てではないと思いますが、営業の人と関わったせいで嫌な思いをしたという噂が広がっている。
生命保険、不動産の営業マンはその典型だと思いますが、社会的に営業マンというのは尊敬されるような職業としてみられていない。
私は数社で仕事をしてきましたが、いずれの会社でも社内的に営業の立場はそれほど高くありませんでした。
テレビでクローズアップするのも、ものづくりをしているひとだったり、芸術家だったり、経営者だったり。
本の主人公も銀行員や商社マンなどです。
営業マンがフォーカスされているケースはほとんど見たことがない。
これまでのいわゆる「営業」という仕事に対する世間の認識がそこに現れているのではないでしょうか。
こんなイメージ?
でも、私は営業という仕事は本来、尊敬されるべき仕事だと思っています。
私自身も営業をしていました。
テレアポをひたすらやり、契約をとってくる。
テレアポの時に、電話口でメッタ斬りにされる。
自分が否定されるような気分になり、落ち込む。
そこを乗り越えて、契約をとって、お客様の役にたったときに初めてこう言われます。
「契約してよかった。ありがとう」
それを聞いた時に、初めて営業をやっていてよかったなと感じます。
こうした一連の営業経験を通して気づいたこと。
それは営業というのは本来、伝道師である、ということです。
まだその存在を知らないお客様に対して、商品やサービスを伝え、広める。
その結果、お客様の生活が豊かになる。
そんな崇高な仕事をしているのが営業。
これはまさに伝道師だと思うのです。
それにもかかわらず、今の「営業」という職種は、残念ながら伝道師のように尊敬されていない。
自業自得といえばその通りです。
ですが、それを変えていきたいというのが私の思いです。
つまり、営業が尊敬されるような社会にしていきたい、というのが私の思いです。
伝道師の際たる人物
とはいえ、私自身は営業のエキスパートではありません。
すごい人はゴロゴロいます。
では私には何ができるか?
いろいろと考えて出た結論。
それは営業の方に武器を渡すことです。
私自身は戦い方を教えることはできませんが、有利に戦えるための武器を作ることはできます。
具体的には、営業の方が営業しやすくなるサービスを開発していくことです。
そういった武器があれば、売り込むような営業が必要なくなる。
そして必要な人にだけ、必要なタイミングで商品やサービスを紹介することができる。
こんなことが実現できれば、「営業はまだ見ぬ商品・サービスを教えてくれる伝道師だ」と思ってもらえるはず。
そんな社会を実現していきたいと思っています。
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