仕事の「やり方」と「あり方」

仕事の「やり方」と「あり方」

私が初めての営業の仕事をはじめたとき。

頭の中ではできているはずのことが、全然うまくいかず、悔しい思いを何度もしました。

そしてそのたびに、もっといい営業のやり方があるはずだと本やネットを検索して情報収集し、試してみるのですがなかなか結果が出ない。

どうしていいのかわからなくなってしまった。

そんなときに、上司に言われたのがやり方とあり方の話。

 

「やり方は凄く研究していて、それは素晴らしい。

ただ、あり方のほうはどうなの?」と聞かれました。

あり方という言葉を知らなかった私。

「あり方ってなんですか?」と素直に聞くと、心のありよう、との答えでした。

 

具体的にはどういうことなんでしょうかと聞くと、

「何のために営業の仕事をしているのか、営業という仕事を通じて何を実現しようとしているのか」

「あり方というのは目的地で、やり方というのは交通手段。目的地が決まっていないと、どんな交通手段を使っても到達できない」

と言われました。

 

当時の私にとってはわかったような、わからないような説明でしたが、とにかく「当社が取り扱っているサービスを1社でも多く認知してもらい、試してみてもらってその価値を伝えること」

というあり方を決めました。

ただ、不思議なことにそれを決めてからは、お客様に断れても次に行こう!と切り替えがしやすくなり、少しずつ営業成績が上がってきました。

そのタイミングでアドバイスをくれた上司に感謝です。

 

現在、思ったような結果が出ずに困っている方。

ノウハウ探しも大事ですが、ぜひ「あり方」を定めてみることをおすすめします。