説明は上手で、印象の残らない営業
- 2018.08.23
- 営業
先日、会社で利用するサービスを検討したく、サービス提供会社に問い合わせをしました。
営業の方に事務所まで来てもらって、サービスについて詳しく説明をしてもらいました。
みなさん、説明が非常にわかりやすくて、理路整然としてました。
しっかりとロールプレイんとなどをしたのだと思います。
ありがとうございました。
一方、サービスについては理解できたのですが、説明をしてもらった営業の方への印象が薄いのが気になりました。
そつのない説明で何も問題がないのですが、逆に言えば営業個人に対してひっかかるもの、フックのようなものが少ない。
すでにしばらく時間が計画しているので、記憶が薄れているのは仕方がないのですが、印象の強い営業の方ですと数ヶ月前に会ったきりでも印象を覚えていたりします。
サービスを提供する会社の営業方針として、人に依存せず、仕組みで営業する形を目指しているところが多いので、それはそれで一つの成功スタイルでしょう。バイトでも売れる、というのが究極的なゴールかもしれません。
私が過去に勤めていた会社もそのような営業スタイルでした。
ただ、一方で営業個人として見ると、話が変わってきます。
残念ながら、前出のような営業スタイルに慣れると、転職の際には次の会社の営業スタイルに合わせていかないと成績があげられなくなります。
何より、ファンになってくれるお客様というのがなかなかできなくなるので、常にゼロからのスタート。
頭も使う機会が少ないので、営業ではなく販売という仕事に近くなってしまう、と言っても良いかもしれません。
人にモノやサービスを売る苦しさや楽しさ、そしてその後に繋がっていける喜びなど、営業という仕事はとても面白い。
例えば、名刺交換したら、挨拶の会話後、1枚の自己紹介を渡すだけで、何かしらのラポールが築けるかもしれません。
会社の方針はあるにせよ、営業個人の方には、「私」という魅力で買ってもらう、という意識で営業活動をぜひしていただきたいですね。
そうでなければ、数年後にAIに取って代わられていく危機感を持って。
この記事を書いて、自社の営業スタイルはどうなっているのか、見直さねばと感じました。
良いきっかけをいただけたことに、感謝です。
-
前の記事
不動産売買でエンドユーザーのレベルが上がってきている? 2018.08.22
-
次の記事
ニュースレターを送り続ける理由 2018.08.27