リスティング広告 バナーで嫌われないためには「中庸」の精神を持つ
- 2014.04.11
- WEBマーケティング リスティング 中国古典
ちょっと暇だったので出会い系のサイトを閲覧。
それからずっとバナー広告に追いかけられた。
挙げ句の果てには、会社の人に見られて、変な噂が広がった・・・。
出会い系ではないにせよ、あなたにもそんな経験、ありませんか?
誰しも焦った経験あると思います。
どうして広告は追いかけてくるんでしょうか?止める方法はないんでしょうか?
そこで、今回、1なぜ広告が追いかけるのか、2止める方法はないのか、3広告効果を損なわないなめに露出を調整する方法を紹介します。
あなたはマークされている
鉄は熱いうちに打て!という名言があります。
営業の現場でも同じです。
時間が経つと、購入意欲が収まってしまう。
だからできるだけ時間を与えずに即決させることが大切。
それは広告でも言えることです。
一度サイトに訪れてくれた人にほど広告を見せて、再びサイトに来てもらう。
そのために、リマーケティング(リターゲティング)というリスティング広告が開発されて、あなたを追ってくることになったんです。
何度もCMを見ていると好きになっていく
では広告を何度も見せるのはなぜでしょうか?
それにはザイオンス効果が関係します。
ザイアンス効果とは、人間は人やモノに繰り返し接触することでにより、それに対して好感を持つようになるという現象。
接触回数のほうが接触時間よりも重要です。
テレビで何度も見ているCMや広告は、そうでない広告よりも馴染みがあって、好感度高いですよね?
それと同じで、リマーケティング広告も、広告を何度も露出をさせる。
これが一つ目の広告が追いかけてくるように感じる理由です。
ザイオンス効果は諸刃の剣
しかし、ザイオンス効果は諸刃の剣。
初めに悪印象を持たれると大変なことになります。
私がとある税理士事務所のホームページを見ていたら、リマーケティング広告に追いかけることになりました。
その広告が、税理士の先生の顔を使ったバナー広告。
正直、あんまり良い表情じゃなかったんですね。
その先生の顔写真入りの広告がいつまでも、どこまでも追っかけてくる。
WEB上でストーカーされていると勘違いするくらい。
2週間後には気持ち悪くなって、cookieを削除して広告を止めました。
(cookieをもとにリマーケティング広告は配信されます)
そう、2つめの広告を止める方法は、cookieを削除することです。
ちなみに私はそれ以来、二度とその税理士事務所のホームページは開くまい、と心に決めています。
リマーケティング広告はリスティング広告の中でも効果は高いものの、ユーザーからあまり好かれない。
その理由は、この「追いかけられている」という感覚があるからです。
ここまでではないにしても嫌われてる・・・
中国の精神「中庸」は広告でも大切
「中庸(ちゅうよう)」、という古代中国の考え方があります。
意味は、過不足なく偏りがない。
元々は心の持ちようや、考えに偏りをもってはいけないという意味です。
でも、広告でもこの概念は重要です。
露出が少なすぎては効果は出ないし、多すぎると悪印象をもたれる。
抽象的な概念ですが、忘れていけない概念が「中庸」だと思っています。
リマーケティング広告の露出回数を制限しよう
それでは中庸の精神を実践するために、広告の露出回数を制限することはできないのでしょうか。
それが3つめの広告露出を制限する方法です。
リスティング広告にはフリークエンシーコントロールという機能があります。
フリークエンシーコントロールとは、ざっくり言うと1人に対して1日何回広告を表示させるか、制限を設ける機能です。
たとえば、フリークエンシーを5回と設定する。
すると、一人に1日5回しか広告が表示させなくする機能です。
これで際限なく、広告で追いかけなくて済むようになります。
では、何回に制限するのが良いのか。
それはビジネスの中身や、広告の中身によって違うので一概には言えません。
常識的に考えてテストを繰り返し、何回表示したときに、クリックされやすいのかを見つけ出し設定する他ないです。
税理士の先生と会うチャンスが!
先ほど紹介した、私が嫌になって近づかなくなったホームページの税理士先生。
実はひょんなきっかけから、その先生と会う機会をいただくことになりました。
せっかくの繋がり。
今後、私のような被害者を増やさないためにも(苦笑)、遠慮せずアドバイスしてこようと思います。
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