不動産・住宅会社が今、腰を据えてやるべき集客とは

不動産・住宅会社が今、腰を据えてやるべき集客とは

自粛モードの中、これまでは来場予約のキャンセルが相次いでいましたが、現在は資料請求も減ってきていると聞きます。


購入意欲が高い方は依然として問い合わせをするので、広告出稿は続けるべきです。ですが、今までと同額の予算をかけるべきなのか、悩んでいらっしゃる方もいるかと思います。
反響が獲得しづらい状況では同じように広告を出稿しても採算が悪化するだけです。


そこで、同じ費用をかけるのであれば時間がかかるSEOに予算配分することも一つの手です。

SEOとは、Search Engine Optimizationの略。検索した時に広告以外の検索結果(自然検索)で上位に表示されるための対策です。自然検索での流入はリスティング広告の10倍以上という統計データもあります。

大きな市場ですが、SEO施策は何を信じていいのかよくわからない、と感じる方もいるかもしれません。過去にSEO会社に依頼したけれど、成果を上げられなかった、場合もあるでしょう。


SEO会社は得意不得意があるので各々、様々な対策を主張します。でも大事なのはGoogleが明示している方針。この方針に沿った施策を行えば、上位に表示される可能性が高まります。

検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド


Google社が提供している「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」(https://support.google.com/webmasters/answer/7451184)というWEBページがあります。

ホームページを管理し、Google 検索を通じて収益化や宣伝を行いたい方を対象にした、いわばSEOの初心者向けのページです。目次に以下が掲載されています。(2020年4月12日現在)

・はじめに
・Google がコンテンツを見つけられるようにする
・クロール対象外のページを Google に指示する
・Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする
・Google 検索結果での表示を管理する
・サイトの階層を整理する
・コンテンツを最適化する
・画像を最適化する
・サイトをモバイル フレンドリーにする
・ウェブサイトを宣伝する
・検索のパフォーマンスとユーザーの行動を分析する


これだけではありませんが、この基本を押さえるだけでも大きく検索順位が上位に表示されます。


そこでブラックボックスと言われるSEOについてGoogle社が公表している情報をもとに、有効な対策についてお伝えしていきます。わかりやすさを重視しています。正確な情報は先ほどご紹介したスターターガイド等をご覧ください。

Googleが検索結果を表示させる仕組み

まず、簡単にGoogleが検索結果を表示する仕組みをご紹介しましょう。

GoogleはGooglebotというWEB上をくまなく動けるロボットを常に稼働させ、新しいページや更新されたページをチェックしています。この動きをクローリングと呼びます。(図①)

Googlebotは新しいページを見つけると、その情報を倉庫に格納します。この倉庫を「インデックス」と呼びます。(図②)この倉庫が大きいほど、情報が沢山あるWEBページと認識されます。

ある時、ユーザーが検索します。Googleはその検索意図をできるだけ正確に把握し(図③)、「インデックス」の中から、検索意図に最も適合しているであろうWEBページを順位付けし、結果を表示。

これが検索結果です。(図④)

検索結果は観光ガイドと同じ


横文字ばかりでわかりにくいかもしれませんので、観光ガイドで例えてみましょう。

観光ガイドの方はアンテナを張って、常に新しいお店、観光スポット、イベント情報を集めます(クローリング)。

そうして集めた情報をノートに整理・分類し集めます(インデックス)。

そして実際にガイド依頼がきたら、ガイドする集団の方々がどのような観光をしたいのか確認し(検索意図の把握)、そのニーズに適ったガイドプランを提供します。(検索結果)

身近なものに例えれば、そんなに難しいものではありません。

次回からはスターターガイドに従って詳しくご紹介していきます。