順調な時こそ、逆境の準備を

順調な時こそ、逆境の準備を

突然の発熱。

その後、無理して仕事をするも、翌日はダウン。

布団の中で反省します。

「あー、やっぱり健康が一番大事だな。健康に悪い生活をしてたからダウンしたんだろう。

よし!回復したら早起きして運動しよう!」

そう思ったのもつかの間、いざ病気が治ると、健康の大切さを忘れて仕事に没頭する…

そしてまた、健康を崩して…

いわゆる、喉元過ぎれば熱さを忘れる、です。

 

これはプライベートだけではありません。

会社も同じです。

うまくいっているから何も変わらないと、大変なことになります。
去年の夏、ある不動産会社さんから相談がありました。

事業は順調。

ただ、会員登録型の集客を続けていくことに漠然とした不安を抱いていたんです。

いろいろとアドバイスをしましたが、その時はお話だけで終わり。

連絡が途切れていました。

 

そうしたところ、今年の3月にそのクライアントから連絡がありました。

今年に入ってポータルサイトからの成約が軒並みダウン。

業績も悪化し、このままだと経営自体が危ないからなんとかしたい。

そういう状況でした。

 

事業が軌道に乗っているとなかなか変われないものです。
弊社もおかげさまで最近はたくさんの引き合いをいただいています。

おかげさまで工場フル稼働状態で、これからのご相談はスケジュールを後ろ倒しという状況です。

しかし、初めの頃は、もちろん、そんな状況ではありませんでした。

順調だから今をこなすのに手一杯、ではもちろんいけない。

いつか変化は必ずくるので、そのための準備を今からしておこうと行動していこうと思います。
順調な時は変わる必要性に迫られないので、現状維持をしがちです。

ですが、周りは常に動いているので、自分も動かないと取り残されることになります。

 

nirai06

こんなさざ波でも・・・

「治にいて乱を忘れず」

昔の中国の書籍「易経」の言葉ですが、平静なときこそ、備えを十分に。

自戒の念を込めて記事にしました。