リスティング広告 バナーで嫌われないためには「中庸」の精神を持つ

リスティング広告 バナーで嫌われないためには「中庸」の精神を持つ

ちょっと暇だったので出会い系のサイトを閲覧。

それからずっとバナー広告に追いかけられた。

挙げ句の果てには、会社の人に見られて、変な噂が広がった・・・。

出会い系ではないにせよ、あなたにもそんな経験、ありませんか?

 

誰しも焦った経験あると思います。

どうして広告は追いかけてくるんでしょうか?止める方法はないんでしょうか?

そこで、今回、1なぜ広告が追いかけるのか、2止める方法はないのか、3広告効果を損なわないなめに露出を調整する方法を紹介します。

 

あなたはマークされている

鉄は熱いうちに打て!という名言があります。

営業の現場でも同じです。

時間が経つと、購入意欲が収まってしまう。

だからできるだけ時間を与えずに即決させることが大切。

それは広告でも言えることです。

一度サイトに訪れてくれた人にほど広告を見せて、再びサイトに来てもらう。

そのために、リマーケティング(リターゲティング)というリスティング広告が開発されて、あなたを追ってくることになったんです。

 

何度もCMを見ていると好きになっていく

では広告を何度も見せるのはなぜでしょうか?

それにはザイオンス効果が関係します。

ザイアンス効果とは、人間は人やモノに繰り返し接触することでにより、それに対して好感を持つようになるという現象。

接触回数のほうが接触時間よりも重要です。

テレビで何度も見ているCMや広告は、そうでない広告よりも馴染みがあって、好感度高いですよね?

それと同じで、リマーケティング広告も、広告を何度も露出をさせる。

これが一つ目の広告が追いかけてくるように感じる理由です。

 

ザイオンス効果は諸刃の剣

しかし、ザイオンス効果は諸刃の剣。

初めに悪印象を持たれると大変なことになります。

私がとある税理士事務所のホームページを見ていたら、リマーケティング広告に追いかけることになりました。

その広告が、税理士の先生の顔を使ったバナー広告。

正直、あんまり良い表情じゃなかったんですね。

その先生の顔写真入りの広告がいつまでも、どこまでも追っかけてくる。

WEB上でストーカーされていると勘違いするくらい。

2週間後には気持ち悪くなって、cookieを削除して広告を止めました。
(cookieをもとにリマーケティング広告は配信されます)

そう、2つめの広告を止める方法は、cookieを削除することです。

ちなみに私はそれ以来、二度とその税理士事務所のホームページは開くまい、と心に決めています。

リマーケティング広告はリスティング広告の中でも効果は高いものの、ユーザーからあまり好かれない。

その理由は、この「追いかけられている」という感覚があるからです。

 

stoker

ここまでではないにしても嫌われてる・・・

 

中国の精神「中庸」は広告でも大切

「中庸(ちゅうよう)」、という古代中国の考え方があります。

意味は、過不足なく偏りがない。

元々は心の持ちようや、考えに偏りをもってはいけないという意味です。

でも、広告でもこの概念は重要です。

露出が少なすぎては効果は出ないし、多すぎると悪印象をもたれる。

抽象的な概念ですが、忘れていけない概念が「中庸」だと思っています。

 

リマーケティング広告の露出回数を制限しよう

それでは中庸の精神を実践するために、広告の露出回数を制限することはできないのでしょうか。

それが3つめの広告露出を制限する方法です。

リスティング広告にはフリークエンシーコントロールという機能があります。

フリークエンシーコントロールとは、ざっくり言うと1人に対して1日何回広告を表示させるか、制限を設ける機能です。

たとえば、フリークエンシーを5回と設定する。

すると、一人に1日5回しか広告が表示させなくする機能です。

これで際限なく、広告で追いかけなくて済むようになります。

 

では、何回に制限するのが良いのか。

それはビジネスの中身や、広告の中身によって違うので一概には言えません。

常識的に考えてテストを繰り返し、何回表示したときに、クリックされやすいのかを見つけ出し設定する他ないです。

 

税理士の先生と会うチャンスが!

先ほど紹介した、私が嫌になって近づかなくなったホームページの税理士先生。

実はひょんなきっかけから、その先生と会う機会をいただくことになりました。

せっかくの繋がり。

今後、私のような被害者を増やさないためにも(苦笑)、遠慮せずアドバイスしてこようと思います。